オンライン診療を比較

診察室の医師と自宅の高齢女性をつなぐオンライン診療
想像図 (実際の製品画面ではありません)

6 製品の比較表

  • CLINICS 予約・オンライン診療 のロゴCLINICS 予約・オンライン診療メドレー · AI 予約・受付最適化国内で使える業務ツール
    料金
    問い合わせ
    広がり
    4大規模普及
    セキュリティ
    5確認書類までそろう
    エビデンス
    1ベンダー資料のみ
    詳細確認 2026-10-07
  • curon(クロン) のロゴcuron(クロン)MICIN · オンライン継続診療国内で使える業務ツール
    料金
    問い合わせ
    広がり
    5業界標準
    セキュリティ
    3認証と開示
    エビデンス
    1ベンダー資料のみ
    詳細確認 2026-10-07
  • YaDoc のロゴYaDocインテグリティ・ヘルスケア · RPM/オンライン継続診療国内で使える業務ツール
    料金
    月額 33,000 円 (税込)
    広がり
    4大規模普及
    セキュリティ
    1基礎の開示
    エビデンス
    4査読付き前向き・実装研究
    詳細確認 2026-10-07
  • イシャチョク のロゴイシャチョクオンラインドクター.com · オンライン診療(仮想待合室型)国内で使える業務ツール
    料金
    月額無料 + システム利用料 1,000円 (税抜)/受診
    広がり
    2導入公表あり
    セキュリティ
    1基礎の開示
    エビデンス
    1ベンダー資料のみ
    詳細確認 2026-10-07
  • デジスマ診療 のロゴデジスマ診療エムスリーデジカル · AI 予約・オンライン診療国内で使える業務ツール
    料金
    初期費用 0 円 / 月額 15,800 円 (税抜)
    広がり
    2導入公表あり
    セキュリティ
    4認証と医療向けの開示
    エビデンス
    0未確認
    詳細確認 2026-10-07
  • ファストドクター のロゴファストドクターファストドクター · オンライン診療/往診連携国内で使える業務ツール
    料金
    問い合わせ
    広がり
    3複数・大手導入
    セキュリティ
    1基礎の開示
    エビデンス
    1ベンダー資料のみ
    詳細確認 2026-10-07

既定の並びは国内提供 → 名前順で、お金で変わりません。調査時点 2026-10。判定基準

Buying Guide

オンライン診療の選び方

まずここだけ読む

  • 継続診療・モニタリング・窓口効率化・時間外連携のどれを狙うかで候補が変わる
  • 保険診療なら施設基準の届出が必要。令和 8 年度改定で要件が追加された
  • 患者が最初の予約までたどり着けるかを、デモの実画面で確かめる

再診のたびの通院が高齢の患者さんに負担そう、定期通院のかかりつけ患者さんが忙しさで足が遠のく — オンライン診療プラットフォームは、ビデオ通話と予約・問診・決済・処方箋送信をひとつの流れにまとめ、この「通院のハードル」を下げるカテゴリです。

得意なフェーズは継続診療・モニタリング・業務効率・時間外連携と製品で大きく異なります。

導入前に確認する 6 つのポイント
  1. CHECK 01

    自院が狙うフェーズ — 継続診療か、窓口効率化か、時間外連携か

    自院の何の負担を減らしたいのかを、先に言葉にします。再診の通院負担なら継続診療型、慢性疾患の在宅管理なら疾患管理・モニタリング型、発熱外来の受付動線なら業務効率型、夜間・休日なら時間外連携型が出発点です。

  2. CHECK 02

    患者アプリの使いやすさと対象患者層

    アプリのダウンロードが要るか、ブラウザだけで済むかは、高齢患者の多い院で特に効きます。curon のようにブラウザ利用に対応する製品も、専用アプリ前提の製品もあります。患者が使えなければ、どれだけ機能が揃っていても定着しません。

  3. CHECK 03

    予約〜問診〜決済〜服薬指導/配送までの連携範囲

    どこまで一連で扱えるかは製品差が大きい部分です。curon は『クロンお薬サポート』と連携して服薬指導・配送まで、CLINICS は予約から会計までを患者アプリ melmo で一体化すると公式が説明しています。

  4. CHECK 04

    電子カルテとの連携方式

    カルテ製品名を伝え、連携可否と方式 (同一 PC 運用か API 連携か) をデモで確認します。YaDoc は主要 12 社 14 ブランド、デジスマ診療は同社の『エムスリーデジカル』との連携を案内しています。

  5. CHECK 05

    手数料体系 — 患者課金か院課金か、決済手数料の有無

    月額・初期費用・決済手数料・最低契約期間まで含めた年額で比べます。月額固定費を院が負担するモデルのほか、キャッシュレス決済手数料が別にかかる例があります。問い合わせ式の製品も多くあります。

  6. CHECK 06

    夜間・休日や時間外をどう扱うか

    院内に入れる業務ツールか、時間外・救急の連携先かを取り違えないことです。ファストドクターのように、自治体・在宅医療機関の時間外をカバーする受け皿として位置づけられる製品もあります。

うちの場合はどれ? — 状況別の考え方
  • 再診・継続処方の通院負担を下げ、かかりつけ患者の離脱を防ぎたい

    予約から処方箋送信までを一連で扱える継続診療型が候補です。約 7,000 機関の登録を公表する「大規模普及」段階の製品もありますが、製品単体の査読研究は確認できず、導入が先に広がった典型です。アプリ不要のブラウザ利用に対応するかも確かめます。

  • 慢性疾患の患者を受診後も継続して管理・モニタリングしたい

    日々のバイタル・症状を医師側で追いたいなら、疾患管理・モニタリング型です。COPD 患者を対象に製品を名指しで評価した前向き多施設研究 (52 週間の実行可能性・受容性コホート研究) を持つ製品があり、研究の裏づけが先にある型です。

  • 発熱外来や受付の窓口業務まで含めて効率化したい

    窓口フロー全体を軽くしたいなら、予約・自動受付・問診・キャッシュレス決済を扱う業務効率型です。初期費用 0 円・月額公開の製品もあります。効果値はベンダー公表値で、市場定着度は「導入公表あり」段階です。

  • 自院の夜間・休日や時間外の受け皿を外部に確保したい

    自院の診療を置き換えるのではなく、時間外の受け皿として組み込みます。オンライン診療と救急往診を組み合わせた連携型で、提携医療機関を実名で公表しています。

※ 例示は状況に合う製品タイプの一例で、おすすめ順位ではありません。判定根拠は各製品ページで開示しています。

費用の目安

公開価格のある国内製品は月額 15,800 円 (税抜) 〜 33,000 円 (税込) です。前者は初期費用 0 円で決済額の 2.95% の決済手数料が別、後者は 19 床以下向けで初期費用無料・最低契約期間の定めなしです。

市場シェア上位を含む相当数の製品は問い合わせ式で非公開です。決済手数料・最低契約期間・複数医師/拠点の課金単位まで含めた年額で比べてください。

導入の進め方

  1. 1解決したい課題を 1 つに絞り、対応するフェーズの候補を 2〜3 製品にします。
  2. 2自院の電子カルテ製品名を伝え、連携可否と方式をベンダーに確認します。
  3. 3デモで、患者さんが予約〜問診〜ビデオ診察〜決済までたどり着けるかを確かめます。
  4. 4月額・初期費用・決済手数料・最低契約期間・課金単位を聞き、年額で比べます。
  5. 5施設基準 (情報通信機器を用いた診療) を届け出て、必要な掲示物・院内ルールを整えます。
  6. 6予約枠・本人確認・処方箋の送り方などの運用を決め、1〜2 か月後に振り返ります。

規制・診療報酬の注意点

保険診療で行うには「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に沿い、施設基準を地方厚生局へ届け出ます。

令和 8 年度改定 (令和 8 年 6 月 1 日施行) で、初診で向精神薬を処方しない旨などの掲示、医療広告ガイドラインの遵守、向精神薬処方時の電子処方箋による重複投薬等チェックが要件に加わりました。届出・掲示・記録の責任は医療機関にあります。

よくある質問

Qオンライン診療を保険診療で始めるのに、届出は必要ですか?
A

必要です。製品の導入だけでは届出は済みません。初診料・再診料・外来診療料の施設基準を地方厚生局へ届け出て、指針に沿った体制と所定の掲示を整えます。電子処方箋が未導入でも、令和 10 年 5 月 31 日まではオンライン資格確認等システム等での薬剤情報確認で差し支えありません (2026 年 9 月時点)。

Qオンライン診療ツールを入れると診療報酬の加算は取れますか?
A

ツールそのものに加算はつきません。令和 8 年度改定で、情報通信機器を用いた診療で電子処方箋を発行した場合の『遠隔電子処方箋活用加算』(月 1 回 10 点) が新設されました。算定には施設基準の届出と、電子処方箋を発行できる体制が前提です (2026 年 9 月時点)。

Q患者がアプリを入れなくても使える製品はありますか?
A

製品によります。curon はアプリ不要の Web ブラウザ利用にも対応していると公式が説明しています。ダウンロードでつまずくと定着しにくいので、デモで確認してください。

Q費用はどのくらいかかりますか?非公開の製品が多いと聞きました。
A

公開価格のある製品は月額 15,800 円 (税抜) 〜 33,000 円 (税込) が目安です。決済額の 2.95% の決済手数料が別にかかる例もあり、市場シェア上位を含む相当数は問い合わせ式です。

Q夜間・休日の対応も任せられる製品はありますか?
A

時間外の連携先として使うサービスがあります。ファストドクターなどで、時間外往診連携サービスや 24 時間医療サポートとして案内されています。自院の診療を置き換えるものではありません。

最終確認日: 2026-10-07。本ガイドは公開情報と編集部の調査に基づきます。報酬や提携の有無は、並び順・評価に影響しません。

このカテゴリの検証記事

導入の広がり マップ (横軸: セキュリティ または エビデンス)

横軸
位置は出典つきの段階判定で、総合評価ではありません。 セキュリティの段は公開資料で確かめられた範囲です (国の格付けではありません)。判定基準

Comments

オンライン診療について、質問・ご要望をお寄せください

「この製品も比べてほしい」「この項目の意味が分からない」「選び方でここに迷っている」。どんな一言でも歓迎です。編集長 (現役の内科医) がすべて読み、できるだけ返信し、比較表と選び方の改善に生かします。

コメントは承認制です。個別の診療・法律・税務の判断はお答えできません。製品の使い心地や評価は、口コミの欄 へお寄せください。