特集

補助金は、
名前でなく対象で選ぶ。

AI・DX とセキュリティに使える補助金・助成金のうち、有名なものの多くは医療法人や医師が対象外です。クリニックと中小病院が使えるものだけを医師が一次情報で絞り、締切と受付の状況は毎月更新しています。

日本の田舎にある未来クリニックの世界観で、補助金を使ってクリニックが育つ様子を描いたフラットイラスト。事務長がじょうろで苗木に水をやり、苗木がチェックイン端末や配送ロボットに育っていく。
デジタル化・AI導入補助金の補助率。医療法人 (従業員 300 人以下) も個人開業医も対象
1/2
出典: 中小機構 事務局
働き方改革推進支援助成金の助成率。病院・診療所は労働者 300 人以下で中小企業の扱い
3/4
出典: 厚生労働省
電子処方箋の補助の上限 (診療所)。2027年3月の導入分まで延長
27.1万円
出典: 厚労省 電子処方箋等検討WG
DX の加算 (初診)。補助は一度きり、加算は毎月入る
15点
出典: 令和8年 厚労省告示第69号

01

ひと目で現在地

いま使える、これから、使いにくい。

締切が近いのは 10/30 の AI導入補助金 と 11/30 の助成金 2 つ (働き方改革・業務改善)。業務改善は県で早まる。

いま使える

受付中か、使える期間の中にあるもの

これから

公募の予定・国の予算の要求段階

03

締切カレンダー

上が締切、下が決まる・始まる予定。点線は予定・予算の要求段階です。

← 横にスクロールできます →

決まった締切予定・予算の要求段階* 都道府県で早まる。締切は予算が尽きると早まることがあります。

04

やりたいことから選ぶ

入れたいものから、本命の補助金を引く。

  1. 01

    AI・DX のツールを入れる

    AI 問診・予約・自動精算・AI 音声入力・会計

    まずこれ入れたい製品が デジタル化・AI導入補助金の登録ツールか を販売会社に聞く。登録の無い製品には使えません。

  2. 02

    電子カルテ・電子処方箋

    電子処方箋・クラウド型への乗り換え・情報共有サービス

    まずこれ電子カルテの保守契約が切れる日 を確かめる。乗り換え補助 (1/2) は令和9年度の予算に要求中。電子処方箋との順番を誤ると二重投資です。

  3. 03

    セキュリティ対策

    監視・駆けつけ・バックアップ・二要素認証

    まずこれIPA の SECURITY ACTION を宣言 する (無料・数日)。デジタル化・AI導入補助金の申請条件で、そのまま院内の最初の点検になります。

  4. 04

    職員の賃上げ・働き方・研修

    勤怠・シフトの仕組み、受付の省力化、職員の DX 研修

    まずこれ受付やパートの 時給と地域の最低賃金の差 を確かめる。差が小さければ、業務改善助成金 (賃上げ + 設備投資) の対象になりえます。

05

医療法人か、個人か、病院か

同じ補助金でも、開設者の形で対象が分かれます。

AI導入・電子処方箋・働き方改革は 法人・個人・病院のどれでも対象。病院だけの制度は 2 つ。

← 表は横にスクロールできます →

制度医療法人の診療所個人開業医中小病院状況
デジタル化・AI導入補助金補助金 · 経産省・中小企業庁 (事務局 TOPPAN)◯対象◯対象◯対象受付中
電子処方箋の導入補助医療の補助 · 厚生労働省 / 申請は医療機関等向け総合ポータルサイト◯対象◯対象◯対象受付中
業務改善助成金助成金 · 厚生労働省 / 都道府県労働局△条件つき△条件つき△条件つき受付中
働き方改革推進支援助成金助成金 · 厚生労働省 / 都道府県労働局◯対象◯対象◯対象受付中
人材開発支援助成金 (DX 研修)助成金 · 厚生労働省 / 都道府県労働局◯対象◯対象◯対象使える期間中
電子カルテの導入・乗り換え補助 (令和9年度に要求中)医療の補助 · 厚生労働省 (令和9年度 概算要求)◯対象◯対象◯対象公募予定
電子カルテ情報共有サービスの改修補助 (病院)医療の補助 · 厚生労働省 / 申請は医療機関等向け総合ポータルサイト✕対象外✕対象外◯対象使える期間中
医療機関のサイバーセキュリティ確保事業 (病院)医療の補助 · 厚生労働省 医政局✕対象外✕対象外◯対象公募予定
都道府県・市区町村の補助補助金 · 都道府県 (医療政策の担当課)・市区町村△条件つき△条件つき△条件つき使える期間中

◯ 対象 / △ 条件つき (従業員数・資本・賃上げなどの要件あり) / ✕ 対象外 / ? 公募要領に明記なし。中小病院はおおむね 200 床未満の医療法人を想定しています。

よく聞かれるが、表から外した制度 (8 件・理由つき)

06

補助金のほかに、税と診療報酬

補助金は一度きりで審査あり。税の特例は要件を満たせば使え、加算は届け出れば毎月入ります。

税の特例

審査なし。要件を満たせば使える。効くのは税を納めている年。

診療報酬の加算 (令和8年6月〜)

届け出れば毎月入る。6 月の改定で届出の出し直しが必要。

  • 電子的診療情報連携体制整備加算 (初診)4 / 9 / 15点

    マイナ保険証の利用率 30% 以上 が土台。電子処方箋・電子カルテの体制がそろうほど点数が上がる (月 1 回)。告示第69号

  • 同 (再診)2点

    初診の加算の基準を満たせば、再診でも月 1 回。告示第69号

  • 同 (入院・病院)80 / 160点

    160 点は、専任の安全管理責任者・年 1 回の研修・オフラインを含む 3 世代のバックアップ・BCP の年 1 回の訓練が要件。セキュリティ投資がそのまま点数になる。施設基準の通知

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ページ全体の点検日は 2026年10月11日 です。補助金・助成金は年度ごとに公募内容・補助率・締切・対象が変わるため、申請の前に必ず各制度の公募要領 (リンク先の一次情報) をご確認ください。補助金は審査があり、申請すれば必ず受け取れるものではありません。補助率・上限は最大値です。本ページは一般的な情報提供であり、個別の医療機関への助言ではありません。お金で並び順・評価を変えず、特定のベンダーへ誘導しない編集独立のページです。