処方・薬剤支援

AiCure
提供: AiCure·服薬アドヒアランス(画像認識)
- 査読研究 4 件
- 公表導入 3 件
AiCure (米国) が提供する、スマートフォンのカメラと画像認識 (コンピュータビジョン) を用いた服薬アドヒアランス検証プラットフォーム。
患者の顔・薬剤・服用行為を視覚的に確認し、ピルカウントや自己申告に頼らず服薬の実施を客観的に把握する。主たる用途は臨床試験 (製薬・CRO) でのアドヒアランス監視・デジタルバイオマーカー収集であり、日常診療向けの院内業務ツールではない。日本未上陸。
- 料金 (公式)
- 問い合わせ
- 導入の広がり
- 3 / 5複数・大手導入
- セキュリティ
- 1 / 5基礎の開示 · 日本未上陸
- エビデンス
- 5 / 5RCT・系統的レビュー
- 編集部の最終確認
- 2026-10-07
想像図院内のどこで使う?
診察室
この分野が入ると: 処方のときに、飲み合わせの警告が画面に出る姿
院内ツアーで歩く (国内では未提供の製品) →院内ツアーで「診察室」を歩く (この製品は国内では提供されていません) →製品の画面 (公式サイトより)
この製品でできること
5 項目- スマートフォンカメラ + 画像認識による服薬実施の視覚的確認顔・薬剤・服用行為
- デジタルバイオマーカー / 行動表現型の抽出顔・音声・発話・動作変数
- eCOA/ePRO による臨床試験参加者の回答収集
- アドヒアランスパターンの可視化ダッシュボードサイト・参加者単位
- 臨床試験の早期離脱低減を狙う運用モニタリング
製品概要
AiCure は、患者が自分のスマートフォンで服薬する様子をカメラで撮影し、画像認識 (コンピュータビジョン) で『誰が・どの薬を・実際に飲んだか』を視覚的に確認するプラットフォームである。ピルカウントや自己申告といった間接指標に頼らず、服薬の実施を客観的に把握できる点が特徴で、同社は H.Code と呼ぶ AI 基盤上でこれを提供している。
主たる用途は製薬企業・CRO による臨床試験でのアドヒアランス監視であり、加えて顔・音声・発話・動作などの変数からデジタルバイオマーカーや行動表現型を抽出する機能、eCOA/ePRO による参加者回答の収集機能を備える。査読研究でも、抗凝固療法・統合失調症・HCV・結核といった領域で服薬確認に用いられている。
想定顧客は個人クリニックではなく、製薬企業・CRO・公衆衛生機関である。日常診療の院内業務 (予約・問診・カルテ記録) を担う製品ではなく、臨床試験運用を主戦場とするツールであり、日本のクリニック単独導入を想定した製品ではない。
確かめられた事実
公式資料・公的資料など一次ソースで確かめられたことだけを載せています。
- 規制 ✓ 一次確認済み
- 海外提供のみ(日本未上陸)
- エビデンス ✓ 一次確認済み
- AiCure を名指しで評価した査読研究が複数存在 (Stroke のランダム化比較試験、JMIR mHealth の第2相サブスタディ、Open Forum Infectious Diseases のパイロット研究、PLoS One の費用対効果モデリング)。
- 連携 ✓ 一次確認済み
- スマートフォンアプリ単体で動作し、eCOA/ePRO 機能を内包。臨床試験基盤との連携は公式サイトで詳細未開示のため本項は限定的。
- 価格開示 ✓ 一次確認済み
- 公式サイトに公開価格表なし。製薬・CRO 向けのエンタープライズ契約 (問い合わせ式) と見られる。
- 実績 ✓ 一次確認済み
- AbbVie の第2相試験 (査読論文化済) や Syneos Health との戦略的提携 (2019 プレス) が公表されている。公式サイトは『世界トップ10製薬企業のうち7社』『2,200+ サイト・46+ カ国』と謳うが、これはベンダー自己申告で個別の独立出典は未確認。
- セキュリティ ✓ 一次確認済み
- セキュリティはレベル 1 / 5 (基礎の開示)。提供会社が ISMS (ISO/IEC 27001) を取得と、公式資料・登録簿で確かめられています。なお、日本未上陸のため、日本の指針向けの書類が無いのは通常です。 根拠と出典を見る →
確認できた事実のみを一次ソースに基づき表示し、数値スコアは使いません (検証方法)。 最終確認 2026-10-07。
製品データ
- 提供企業
- AiCure
- 本社
- 米国ニューヨーク州ニューヨーク (査読論文の著者所属が New York, NY)
- 日本での提供
- 日本未上陸。製薬・CRO 向けの臨床試験アドヒアランス基盤であり、日本のクリニックでの日常診療導入を想定した製品ではない (公式サイト・査読研究はいずれも米国を中心とした臨床試験での運用を示す)。日本での提供・薬事ステータスは一次資料で確認できないため記載しない。
- 公表されている導入先
- Syneos Health、AbbVie、Los Angeles County Department of Public Health出典を見る →
編集部の検証記事
この製品を扱う検証記事はまだありません。検証は一次資料 + 医師の確認で行い、公開され次第ここに並びます。
料金
公式に公開されている料金
問い合わせ
公式サイトに公開価格表は掲載されていない。製薬・CRO 向けのエンタープライズ契約 (問い合わせ式) と見られる。
- 公式サイトに公開価格表はありません。
- 製薬企業・CRO 単位のエンタープライズ契約で、試験規模に応じた個別見積もりになると見られます。
見積もりでは、ここをそろえて聞くと比べやすくなります
- 医師数・端末数 (ライセンスの数え方)
- 初期費用・導入支援費の有無
- 月額・保守費に含まれる範囲 (サポート・改定対応)
- 電子カルテなどとの連携にかかる追加費用
- 契約期間と解約の条件
編集部のチェックリストです (どの製品にも同じ項目を出しています)。
カテゴリ内の位置
導入の広がり「複数・大手導入」(AbbVie の第2相試験での使用 (査読論文化) と Syneos Health との戦略的提携 (2019 プレス) が公表され、LA County 公衆衛生局との結核治療連携も査読研究に記載。複数の大手製薬・CRO・公的機関での導入公表に相当。公式が謳う『2,200+ サイト』等は独立出典未確認のため、大規模普及 (level 4 以上) には算入しない。)。 エビデンス成熟度「RCT・系統的レビュー」(AiCure を名指しで評価したランダム化比較試験が存在 (Labovitz 他, Stroke 2017 — 抗凝固療法患者 n=28 の並行群間 RCT、血漿濃度でアドヒアランス改善を確認)。ただし小規模パイロット RCT でありベンダー共著のため、規模・独立性の限界は留保する。第2相サブスタディ・パイロット研究・費用対効果モデリングも別途存在。)。 下のマップは、カテゴリ内での位置を「セキュリティ」×「導入の広がり」で示します。横軸はボタンでエビデンスに切り替えられます。
- 出典: Labovitz 他, Stroke 2017 — 脳卒中/抗凝固療法患者 n=28 の並行群間 RCT。AiCure 名指し評価、血漿濃度でアドヒアランス 50% 改善 (AiCure 共著) ↗
- 出典: Bain 他, JMIR mHealth uHealth 2017 — 統合失調症の第2相試験サブスタディで AiCure を mDOT と比較した前向き評価 (AbbVie・AiCure 共著) ↗
- 出典: Litwin 他, Open Forum Infect Dis 2020 — HCV 注射薬物使用者で AiCure を用いた服薬確認パイロット研究 (累積アドヒアランス 91.3%) ↗
- 出典: Salcedo 他, PLoS One 2021 — 活動性結核治療で AiCure と DOT を比較した費用対効果モデリング研究 (LA County DPH 連携) ↗
- 出典: GlobeNewswire (2019-11-12) — Syneos Health と AiCure の戦略的提携を発表 ↗
- 出典: Clinical Research News Online (2019-11-12) — Syneos・AiCure 戦略的提携の業界報道 ↗
この製品を対象とした研究・実証
Using Artificial Intelligence to Reduce the Risk of Nonadherence in Patients on Anticoagulation Therapy
ランダム化並行群間試験 (パイロット、n=28)脳卒中後の抗凝固療法患者で AiCure 群は血漿濃度ベースのアドヒアランスが対照群比 50% (DOAC では 67%) 改善。スマートフォン操作に不慣れな患者も使用できた。
PMID: 28386037 ↗Use of a Novel Artificial Intelligence Platform on Mobile Devices to Assess Dosing Compliance in a Phase 2 Clinical Trial in Subjects With Schizophrenia
第2相試験サブスタディ (前向き、AiCure vs mDOT)統合失調症の ABT-126 試験で、AiCure 監視群の薬物動態ベース累積アドヒアランスは 89.7% で mDOT 群 71.9% を上回った (差 17.9%、P=.08)。最長6カ月の使用に耐えた。
PMID: 28223265 ↗Artificial Intelligence Platform Demonstrates High Adherence in Patients Receiving Fixed-Dose Ledipasvir and Sofosbuvir: A Pilot Study
パイロット研究 (単群、注射薬物使用者の HCV 治療)AiCure による視覚的服薬確認で累積アドヒアランス 91.3%、88.2% が SVR 達成。注射薬物使用 HCV 患者でも高いアドヒアランスを示した。
PMID: 32818140 ↗Cost-effectiveness of artificial intelligence monitoring for active tuberculosis treatment: A modeling study
費用対効果モデリング研究 (Markov モデル、AiCure vs DOT)LA County の活動性結核治療で AiCure は DOT に対し優位 (低コスト・高 QALY)。確率的感度分析の 93.5% で AiCure が優位と判定。
PMID: 34288951 ↗
公表されている導入実績
セキュリティ
安全度の格付けではありません。AiCureの提供元が公開している資料で、患者さんの情報を守る仕組みをどこまで確かめられたかを、 国のガイドラインが IT の提供事業者に求めるものに沿って、編集部が組んだ 5 段階で示します。 「評価保留」や「確認できず」は、対策が無いという意味ではありません — 提供企業に直接聞くのが確実です (判定の基準)。 国のガイドラインは法律ではありません。段が低いことは、法令違反や、国の基準を満たしていないことを意味しません。医療情報を扱わない製品は、ガイドラインの対象にならないこともあります (国が定めた格付けではありません)。
日本未上陸
日本未上陸 — 日本の指針向けの書類 (開示書 MDS/SDS や、厚労省チェックリストの事業者確認用への回答) が無いのは通常です。下の段は日本の指針に沿った物差しで、海外での安全管理の水準を表すものではありません。
セキュリティレベル 1 / 5基礎の開示
1/5- 1. 基礎の開示
- 2. 医療向けの開示公開資料で確認できなかったもの: 医療向けの開示 (MDS/SDS、ガイドライン名の明記、または保存場所と、データの扱いか事故時の窓口)
- 3. 認証と開示公開資料で確認できなかったもの: 認証 (ISMS 等) は確認できました。足りないのは、認証以外の開示 (保存場所・データの扱いなど) です
- 4. 認証と医療向けの開示公開資料で確認できなかったもの: レベル 2 の条件 (医療向けの開示)・レベル 3 の条件 (認証と開示)
- 5. 確認書類までそろう公開資料で確認できなかったもの: レベル 4 の条件の一部・開示書 (MDS/SDS) か、厚労省チェックリストの事業者確認用への回答を公開・提出できるとの記載 (公開は義務ではありません。提出の可否は提供元にお尋ねください)・二要素認証を提供しているとの記載 (令和 9 年度以降の新規導入・入れ替えのときに医療機関に求められる)
段は、国のガイドラインが IT の提供事業者に求めるもののうち、公開資料で確かめやすいものに合わせています。2 (開示) と 3 (認証) は別の道で、両方そろうと 4 です。
- 医療情報の保存場所
- 公開資料では確認できず
- データの扱い
- 公開資料では確認できず
- 事故時の連絡窓口
- 公開資料では確認できず
- セキュリティ開示書 (MDS/SDS)
- 公開資料では確認できず
- 安全管理ガイドラインへの対応表明
- 公開資料では確認できず
- 第三者認証・保証
- ISMS (ISO/IEC 27001) ↗提供元の表明・会社全体の取得
- 二要素認証
- 公開資料では確認できず
- 事業者確認用 15 項目 (厚労省チェックリスト)
- 公開資料では確認できず
- 確認日
- 2026-10-07
補足: 公式 Data Privacy & Security ページに ISO 27001 と SOC 2 の取得を記載。SOC 2 は Type の記載なし (SOC 2 Type 不明)。HIPAA 準拠を表明。保管場所・MFA の記載なし。
提供企業の方へ: 記載に誤りや更新があれば partner@clinicailab.com へ出典 URL をお送りください。公開資料で確かめられた場合に限り、確認日とあわせて更新します (提携の有無で扱いは変わりません)。確認が済むまでは「提供元に確認中」と表示します。
導入前にベンダーへ確かめたい 5 つのこと
- セキュリティ開示書 (MDS/SDS) を出してもらえますか医療情報を扱う製品の安全対策を、業界共通の書式で一覧できる書類です。他社と同じ書式で並べて比べられます。
- 厚労省の安全管理ガイドライン (第7.0版) のどこまでに対応していますか院とベンダーのどちらが何に責任を持つか (責任分界) を、契約の前に書面で決めておくためです。
- ログインの二要素認証に対応していますか電子カルテなどは、更改の時期に合わせて二要素認証が求められていきます。 いつから必要かを整理した記事 →
- データはどこに保管され、バックアップはどう取っていますか国内保管か、バックアップから何時間で戻せるかは、ランサムウェア被害のときの診療再開を左右します。
- 障害やサイバー攻撃のとき、誰がいつ連絡をくれますか連絡窓口と初動の約束 (何時間以内に連絡するか) を、導入前に確かめておくと慌てずに済みます。
医療機関のセキュリティ全般は セキュリティのまとめへ。
本媒体は患者向けの広告ではなく、医療機関向けの業務支援ツールの比較情報です。レビューは、製品を導入・利用している医療機関の方の投稿です。投稿者は所属先のメールアドレス (無料・携帯のメールは不可) か保険医療機関の名簿などで確かめ、内容は機械と AI で確認して、疑いのあるものは編集部が読んでから載せています。導入・利用していることは、投稿者の申告と内容で判断しています。掲載するレビューと提供会社の公式返信は、投稿された文のまま載せます (編集部も提供会社も本文を書き換えません。規約に反するものは、書き換えずに非公開にします)。
レビューの掲載基準・経路表示(PR/ベンダー依頼)・送信防止措置の手続きは編集ポリシー (実導入者レビュー)に従います。★は企業の依頼によらない実導入者の評価の単純平均のみで、アフィリエイト報酬・ベンダー拡充枠・依頼レビューの契約とは連動しません。
掲載情報は調査時点の公開情報に基づきます。事実の項目 (会社・料金・連携など) は、公開の前に掲載企業にも誤りがないかを確かめてもらっています。評価と本文は編集部が決めています (編集ポリシー)。製品仕様・規制ステータスの変更は随時更新します。 掲載ロゴは各社の商標であり、各社・各製品を識別する目的で使用しています (出典: 各社公式サイト)。 本ページには資料請求の取次・アフィリエイトなど報酬が発生する導線が含まれる場合がありますが、報酬や提携の有無は評価・掲載順位に一切影響しません (編集ポリシー)。