治療用アプリ (DTx)

EndeavorRx
提供: Akili Interactive(Virtual Therapeutics 傘下)·治療用アプリ(DTx・小児ADHD)
- 査読研究 3 件
- 公表導入 1 件
Akili (旧 Akili Interactive) が提供する米国発の処方型デジタル治療 (DTx) です。
ビデオゲーム形式のアプリで、小児 ADHD の注意機能の改善を狙います。2020 年に FDA De Novo で「ゲームベースの治療機器」として初めて認可された製品で、医師の処方と専門薬局を経てアプリを入手し、在宅でプレイします。EndeavorRx 自体は日本未上陸の海外製品で、国内向けには塩野義製薬の ENDEAVORRIDE が 2026 年 6 月 5 日に発売されています。
- 料金 (公式)
- $99 / 30 日
- 導入の広がり
- 2 / 5導入公表あり
- セキュリティ
- 1 / 5基礎の開示 · 日本未上陸
- エビデンス
- 5 / 5RCT・系統的レビュー
- 編集部の最終確認
- 2026-10-07
想像図院内のどこで使う?
診察室
この分野が入ると: 処方した治療用アプリの使い方を、患者のスマホで一緒に確かめる姿
院内ツアーで歩く (国内では未提供の製品) →院内ツアーで「診察室」を歩く (この製品は国内では提供されていません) →製品の画面 (公式サイトより)
この製品でできること
6 項目- 小児 ADHD 向けのビデオゲーム形式 処方型デジタル治療DTx
- 適応を改善する対象は『注意機能』FDA 適応文言は ADHD 治療ではなく注意機能改善
- 1 日約 25 分・週 5 日・4 週間の在宅プレイ設計
- 難易度を動的に調整する適応アルゴリズムマルチタスク課題
- 保護者向けの進捗モニタリングEndeavorRx Insight アプリ
- 医師処方+専門薬局経由でアプリストアからダウンロードする配信モデル
製品概要
EndeavorRx は小児 ADHD を対象とする処方型デジタル治療 (DTx) で、ビデオゲーム形式のアプリを通じて注意機能の改善を狙う。米国 FDA が 2020 年 6 月に De Novo パスウェイで認可し、「ゲームベースの治療機器」として何らかの疾患で初めて承認された製品となった。当初の適応は 8-12 歳だが、その後 13-17 歳まで適応が拡大されている。
位置づけは大手医療機関向けの院内システムではなく、医師が処方し専門薬局を経由して患者 (保護者) がアプリストアからダウンロードする消費者直接配信型である。1 日約 25 分・週 5 日・4 週間といったプレイ設計で在宅利用される。FDA の適応文言は「ADHD を治療する」ではなく「注意機能を改善する」とされ、スタンドアロン治療ではなく包括的治療プログラムの一要素と位置づけられている。
臨床的には製品自体を対象とした二重盲検 RCT (STARS-ADHD) を有する一方、商用面では保険償還の確保に苦戦し、2023 年に処方中心モデルから転換、2024 年に開発元 Akili が Virtual Therapeutics に買収された経緯がある。日本のクリニックを想定した製品ではなく、現時点で日本未上陸。
確かめられた事実
公式資料・公的資料など一次ソースで確かめられたことだけを載せています。
- 規制 ✓ 一次確認済み
- 海外承認のみ(FDA De Novo・日本未上陸)
- エビデンス ✓ 一次確認済み
- EndeavorRx (開発名 AKL-T01) そのものを対象とした二重盲検 RCT (Lancet Digital Health 2020) と、EndeavorRx を含むゲームベース DTx の SR/メタ解析が存在する。
- 連携 ✓ 一次確認済み
- 電子カルテ連携を主目的とする製品ではなく、医師の処方→専門薬局 (PhilRx 等) →患者がアプリストアからダウンロードする消費者直接配信モデル。EHR ネイティブ統合の公表は未確認。
- 価格開示 ✓ 一次確認済み
- 公式サイトで価格を公開 (30 日処方あたり $99、FSA/HSA 対象)。処方箋が必要。
- 実績 ✓ 一次確認済み
- FDA 認可済で米国全土に処方提供されているが、商用面の伸びは限定的 (2023 年の EndeavorRx 処方売上は約 $52 万)。保険償還の確保に苦戦し、2023 年に処方中心モデルから転換。Akili Interactive は 2024-05 に Virtual Therapeutics への約 3,400 万ドルでの買収に合意し、2024-07 に完了して非公開化 (Nasdaq 上場廃止)。同時期に成人 ADHD 向け一般用の EndeavorOTC が FDA の OTC 認可を取得しており、EndeavorRx 自体は Akili ブランドで提供が継続している。
- セキュリティ ✓ 一次確認済み
- セキュリティはレベル 1 / 5 (基礎の開示)。根拠は「セキュリティ」タブにあります。なお、日本未上陸のため、日本の指針向けの書類が無いのは通常です。 根拠と出典を見る →
確認できた事実のみを一次ソースに基づき表示し、数値スコアは使いません (検証方法)。 最終確認 2026-10-07。
製品データ
- 提供企業
- Akili, Inc. (旧 Akili Interactive Labs、非公開企業・Virtual Therapeutics 傘下)
- 本社
- 米国マサチューセッツ州ボストン
- 日本での提供
- EndeavorRx 自体は日本未上陸です (FDA De Novo 認可 (米国) のみで、PMDA 承認・日本展開の公表は確認できていません)。ただし国内向けには、Akili から日本・台湾の独占的開発権・販売権を取得した塩野義製薬の治療補助アプリ「ENDEAVORRIDE (エンデバーライド)」が 2025 年 2 月に承認され、2026 年 6 月 5 日に発売されています (小児期の ADHD の治療補助を目的とした国内初のデジタル治療補助アプリと同社は説明しています)。国内で使えるのはこちらです。
- 公表されている導入先
- 米国市場 (処方提供)出典を見る →
実導入者の声
すべての声を見る →最初の声を書いてくれる方を探しています
導入を迷う院長にとって、使っている人の率直な声は何よりの手がかりです。所属先のメールアドレスなどで投稿者を確かめ、内容を確認してから載せます。
- 5 分ほど。良い点も困った点も、そのままで
- お名前・医療機関名は公開しません
- お名前・医療機関名はベンダーにも伝えません。ベンダーは口コミを書き換え・削除できません
編集部の検証記事
この製品を扱う検証記事はまだありません。検証は一次資料 + 医師の確認で行い、公開され次第ここに並びます。
料金
公式に公開されている料金
$99 / 30 日
公式サイトで価格を公開 (30 日処方あたり $99、FSA/HSA 対象)。処方箋が必要。
プラン
EndeavorRx (30 日処方)
$99 / 30 日
- 公式サイトに公開価格があり、30 日処方あたり $99 です。
- FSA/HSA の対象で、医師の処方箋と専門薬局 (PhilRx 等) 経由のアクティベーションが必要です。
- 保険償還は限定的で、患者支援プログラムも案内されています。
料金のしくみ
医師の処方箋が必要で、専門薬局 (PhilRx 等) 経由でアクティベーションコードが発行される。保険償還は限定的で、Akili は患者支援プログラムも案内している。
カテゴリ内の位置
導入の広がり「導入公表あり」(FDA 認可済で米国全土に処方提供され、専門薬局 (PhilRx) 経由の配信や保険償還の取り組みが公表されている実在の市販製品。一方で商用面の伸びは弱く (2023 年処方売上 約 $52 万)、大手医療機関への大規模導入の公表はなく、2023 年に処方中心モデルから転換・2024 年に親会社が買収された。保守判定で 2。)。 エビデンス成熟度「RCT・系統的レビュー」(EndeavorRx (AKL-T01) そのものを評価した二重盲検ランダム化比較試験 STARS-ADHD (Lancet Digital Health 2020、n=348、小児 8-12 歳) が存在し、EndeavorRx を含むゲームベース DTx の SR/メタ解析も発表されている。製品自体を対象とした最上位デザイン (RCT・SR) を満たすため 5。ただし対照は能動的デジタル対照で効果量は中等度。)。 下のマップは、カテゴリ内での位置を「セキュリティ」×「導入の広がり」で示します。横軸はボタンでエビデンスに切り替えられます。
- 出典: Kollins 他, Lancet Digital Health 2020 — STARS-ADHD: AKL-T01 (EndeavorRx) の二重盲検 RCT。TOVA API がプラセボ対照より有意改善 (p=0.0060)。Akili 出資。 ↗
- 出典: Oh 他, Eur Child Adolesc Psychiatry 2023 — EndeavorRx を含むゲームベース DTx の SR/メタ解析。不注意は対照より改善するが薬物療法には劣ると報告。 ↗
- 出典: Kollins 他, NPJ Digital Medicine 2021 — STARS-Adjunct: 薬物療法併用下での AKL-T01 (EndeavorRx) 多施設オープンラベル有効性研究。 ↗
- 出典: MedTech Dive (2020-06-16) — FDA が EndeavorRx (Akili AKL-T01) のマーケティングを許可。ゲームベース治療機器として初の認可、米国で処方提供開始。 ↗
- 出典: MedTech Dive (2024-05) — Akili を Virtual Therapeutics が $34M で買収。EndeavorRx 処方売上は 2023 年で約 $52 万、保険償還確保に苦戦し処方中心モデルから転換と報道。 ↗
この製品を対象とした研究・実証
A novel digital intervention for actively reducing severity of paediatric ADHD (STARS-ADHD): a randomised controlled trial
二重盲検ランダム化比較試験 (能動的デジタル対照、小児 8-12 歳、n=348)AKL-T01 (EndeavorRx) 群は TOVA API のベースラインからの変化中央値が対照より有意に改善 (0.88、95%CI 0.24-1.49、p=0.0060)。重篤な有害事象なし。
PMID: 33334505 ↗Effectiveness of a digital therapeutic as adjunct to treatment with medication in pediatric ADHD (STARS-Adjunct)
多施設オープンラベル有効性研究 (8-14 歳、刺激薬併用群 n=130 / 非投薬群 n=76)4 週使用後に ADHD 関連の機能障害 (IRS) が両群で有意改善 (刺激薬併用 -0.7、非投薬 -0.5、いずれも p<0.001)。薬物療法併用集団へエビデンスを拡張。
PMID: 33772095 ↗Effects of game-based digital therapeutics on ADHD in children and adolescents: a systematic review and meta-analysis
システマティックレビュー・メタ解析 (EndeavorRx を含むゲームベース DTx の RCT を統合)ゲームベース DTx は対照より不注意を改善 (SMD 0.28、95%CI 0.14-0.41) するが、薬物療法の方がより有効と報告。
PMID: 36862162 ↗
公表されている導入実績
- 米国市場 (処方提供)FDA 認可 (2020-06-15) 後、米国で処方型 DTx として提供開始。大手医療機関への大規模院内導入ではなく、医師処方+専門薬局経由の消費者直接配信。出典 ↗
セキュリティ
安全度の格付けではありません。EndeavorRxの提供元が公開している資料で、患者さんの情報を守る仕組みをどこまで確かめられたかを、 国のガイドラインが IT の提供事業者に求めるものに沿って、編集部が組んだ 5 段階で示します。 「評価保留」や「確認できず」は、対策が無いという意味ではありません — 提供企業に直接聞くのが確実です (判定の基準)。 国のガイドラインは法律ではありません。段が低いことは、法令違反や、国の基準を満たしていないことを意味しません。医療情報を扱わない製品は、ガイドラインの対象にならないこともあります (国が定めた格付けではありません)。
日本未上陸
日本未上陸 — 日本の指針向けの書類 (開示書 MDS/SDS や、厚労省チェックリストの事業者確認用への回答) が無いのは通常です。下の段は日本の指針に沿った物差しで、海外での安全管理の水準を表すものではありません。
セキュリティレベル 1 / 5基礎の開示
1/5- 1. 基礎の開示
- 2. 医療向けの開示公開資料で確認できなかったもの: 医療向けの開示 (MDS/SDS、ガイドライン名の明記、または保存場所と、データの扱いか事故時の窓口)
- 3. 認証と開示公開資料で確認できなかったもの: ISMS・プライバシーマーク、または国が同等とする認証 (SOC 2・ISMAP 等)
- 4. 認証と医療向けの開示公開資料で確認できなかったもの: レベル 2 の条件 (医療向けの開示)・レベル 3 の条件 (認証と開示)
- 5. 確認書類までそろう公開資料で確認できなかったもの: レベル 4 の条件の一部・開示書 (MDS/SDS) か、厚労省チェックリストの事業者確認用への回答を公開・提出できるとの記載 (公開は義務ではありません。提出の可否は提供元にお尋ねください)・二要素認証を提供しているとの記載 (令和 9 年度以降の新規導入・入れ替えのときに医療機関に求められる)
段は、国のガイドラインが IT の提供事業者に求めるもののうち、公開資料で確かめやすいものに合わせています。2 (開示) と 3 (認証) は別の道で、両方そろうと 4 です。
- 医療情報の保存場所
- 公開資料では確認できず
- データの扱い
- 方針はあるが、学習利用には触れていない (出典 ↗)
- 事故時の連絡窓口
- 公開資料では確認できず
- セキュリティ開示書 (MDS/SDS)
- 公開資料では確認できず
- 安全管理ガイドラインへの対応表明
- 公開資料では確認できず
- 第三者認証・保証
- 公開資料では確認できず
- 二要素認証
- 公開資料では確認できず
- 事業者確認用 15 項目 (厚労省チェックリスト)
- 公開資料では確認できず
- 確認日
- 2026-10-13
補足: Akili Interactive Labs, Inc. のプライバシー通知 (アプリ・EndeavorRx サイトが対象、2024-06-28 改訂)・アプリ利用規約・使用説明書 (Rev V、2025 年 7 月) を確認。データの保管場所・第三者認証・多要素認証・事故時の連絡手順の記載は見つからず、通知は匿名化したデータを研究・製品改善に使う旨を記すのみで AI 学習には触れていない。
提供企業の方へ: 記載に誤りや更新があれば partner@clinicailab.com へ出典 URL をお送りください。公開資料で確かめられた場合に限り、確認日とあわせて更新します (提携の有無で扱いは変わりません)。確認が済むまでは「提供元に確認中」と表示します。
導入前にベンダーへ確かめたい 5 つのこと
- セキュリティ開示書 (MDS/SDS) を出してもらえますか医療情報を扱う製品の安全対策を、業界共通の書式で一覧できる書類です。他社と同じ書式で並べて比べられます。
- 厚労省の安全管理ガイドライン (第7.0版) のどこまでに対応していますか院とベンダーのどちらが何に責任を持つか (責任分界) を、契約の前に書面で決めておくためです。
- ログインの二要素認証に対応していますか電子カルテなどは、更改の時期に合わせて二要素認証が求められていきます。 いつから必要かを整理した記事 →
- データはどこに保管され、バックアップはどう取っていますか国内保管か、バックアップから何時間で戻せるかは、ランサムウェア被害のときの診療再開を左右します。
- 障害やサイバー攻撃のとき、誰がいつ連絡をくれますか連絡窓口と初動の約束 (何時間以内に連絡するか) を、導入前に確かめておくと慌てずに済みます。
医療機関のセキュリティ全般は セキュリティのまとめへ。
本媒体は患者向けの広告ではなく、医療機関向けの業務支援ツールの比較情報です。レビューは、製品を導入・利用している医療機関の方の投稿です。投稿者は所属先のメールアドレス (無料・携帯のメールは不可) か保険医療機関の名簿などで確かめ、内容は機械と AI で確認して、疑いのあるものは編集部が読んでから載せています。導入・利用していることは、投稿者の申告と内容で判断しています。掲載するレビューと提供会社の公式返信は、投稿された文のまま載せます (編集部も提供会社も本文を書き換えません。規約に反するものは、書き換えずに非公開にします)。
医療機器プログラム (SaMD)
⚠️ 本製品は薬事承認された医療機器プログラムです。効能・効果・診断性能に関する評価は投稿できません。導入のしやすさ・サポート・費用・現場運用の観点でお願いします。
実導入者の声を募集中
この製品にはまだレビューがありません。実際に導入された医療従事者の声を募集しています。
EndeavorRx を使っていますか?
導入を迷っている院長にとって、使っている人の率直な声は何よりの手がかりです。あなたの 5 分が、次の院長の判断材料になります。
- 5 分ほど。良い点も困った点も、そのままで
- お名前・医療機関名は公開しません
- お名前・医療機関名はベンダーにも伝えません。ベンダーは口コミを書き換え・削除できません
レビューの掲載基準・経路表示(PR/ベンダー依頼)・送信防止措置の手続きは編集ポリシー (実導入者レビュー)に従います。★は企業の依頼によらない実導入者の評価の単純平均のみで、アフィリエイト報酬・ベンダー拡充枠・依頼レビューの契約とは連動しません。
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