治療用アプリ (DTx)

Daylight
提供: Big Health·治療用アプリ(DTx・不安)
- 査読研究 3 件
- 公表導入 4 件
Big Health (米英) が提供する不安・心配 (全般性不安障害) 向けの治療用アプリ。
スマートフォンで完全自動化された認知行動療法 (CBT) を届け、患者がセラピストなしで自習形式に取り組む。米国では処方版 DaylightRx が FDA クリアランスを取得し、英国では NHS 経由で提供される。日本未上陸の海外製品。
- 料金 (公式)
- 問い合わせ
- 導入の広がり
- 4 / 5大規模普及
- セキュリティ
- 2 / 5医療向けの開示 · 日本未上陸
- エビデンス
- 5 / 5RCT・系統的レビュー
- 編集部の最終確認
- 2026-10-07
想像図院内のどこで使う?
診察室
この分野が入ると: 処方した治療用アプリの使い方を、患者のスマホで一緒に確かめる姿
院内ツアーで歩く (国内では未提供の製品) →院内ツアーで「診察室」を歩く (この製品は国内では提供されていません) →製品の画面 (公式サイトより)
この製品でできること
5 項目- 全般性不安障害 (GAD)・不安・心配を対象とした完全自動化のデジタル CBT
- スマートフォンで 24/7 アクセス可能、患者が自分のペースで自習
- ユーザーの状態に応じて内容を調整するパーソナライズ型介入
- 日々の実践と進捗トラッキングによる行動変容支援
- 米国処方版 DaylightRx は処方箋に基づき提供される処方デジタル治療
製品概要
Daylight は Big Health が提供する不安・心配 (全般性不安障害, GAD) 向けの治療用アプリである。スマートフォンで完全自動化された認知行動療法 (CBT) を届け、患者がセラピスト介在なしに自習形式で技法を学び実践する。公式サイトは「いつでもどこでも使える不安・心配のためのデジタルケアプログラム」と説明し、ユーザーの状態に応じて内容を調整するパーソナライズ型である。
米国では用途により 2 系統が存在する。一般 (DTC)・雇用主向けの非処方版は FDA の審査・承認を受けていない位置づけ (公式サイトに「FDA の審査・承認を受けておらず、いかなる疾患の診断・治療を意図しない」旨の記載) である一方、2024 年 9 月に処方版 DaylightRx が FDA クリアランスを取得し「GAD 向けで初の FDA クリアランス取得デジタル治療」と公表された。DaylightRx は 22 歳以上の患者に対し通常治療の補助として GAD 症状を改善する処方デバイスと説明される。
英国では NHS 経由の提供が中心で、スコットランドの全成人とイングランド一部地域で公費提供される。診療科・電子カルテに組み込む業務支援ツールではなく、患者本人がアプリで CBT に取り組む治療用アプリ (DTx) であり、日本のクリニックが院内業務支援として単独導入する想定の製品ではない。
確かめられた事実
公式資料・公的資料など一次ソースで確かめられたことだけを載せています。
- 規制 ✓ 一次確認済み
- 海外承認のみ(日本未上陸)
- エビデンス ✓ 一次確認済み
- Daylight を名指しで評価した無作為化比較試験 (RCT) が存在 (Depression and Anxiety 2020、n=256、対照は待機リスト)。加えてフィージビリティ RCT・費用対効果モデルが査読誌に掲載。
- 連携 ✓ 一次確認済み
- 電子カルテ (EHR) ネイティブ連携は公式・査読資料で確認できず。患者がアプリで直接 CBT に取り組む自己完結型のため、本プロフィールでは EHR 連携情報は省略。
- 価格開示 ✓ 一次確認済み
- 一般 (DTC) 向け公式サイトに公開価格表なし (デモ・問い合わせ式)。英国では NHS 経由で対象患者に無償提供、米国では雇用主・健保プラン経由の提供が中心。
- 実績 ✓ 一次確認済み
- 英国では NHS スコットランド全成人 + イングランド一部地域で公費提供、NHS スタッフ向けに 10 万人超へ展開。米国では CVS Caremark Point Solutions・Evernorth Digital Health Formulary 採用。
- セキュリティ ✓ 一次確認済み
- セキュリティはレベル 2 / 5 (医療向けの開示)。医療情報の保管先は国外と明記と、公式資料・登録簿で確かめられています。なお、日本未上陸のため、日本の指針向けの書類が無いのは通常です。 根拠と出典を見る →
確認できた事実のみを一次ソースに基づき表示し、数値スコアは使いません (検証方法)。 最終確認 2026-10-07。
製品データ
- 提供企業
- Big Health Inc.
- 本社
- 米国カリフォルニア州 San Francisco (英国 London にも拠点)
- 日本での提供
- 日本未上陸 (海外承認のみ)。米国では処方版 DaylightRx が FDA クリアランスを取得 (2024-09)、英国では NHS 経由で提供されるが、日本の薬機法・保険上の承認や提供実績は確認できなかった。日本での提供は現時点で確認できない。
- 公表されている導入先
- NHS Scotland (スコットランド全成人)、NHS England (スタッフ向け全国無償提供)、CVS Caremark Point Solutions Management ほか 1 件出典を見る →
実導入者の声
すべての声を見る →最初の声を書いてくれる方を探しています
導入を迷う院長にとって、使っている人の率直な声は何よりの手がかりです。所属先のメールアドレスなどで投稿者を確かめ、内容を確認してから載せます。
- 5 分ほど。良い点も困った点も、そのままで
- お名前・医療機関名は公開しません
- お名前・医療機関名はベンダーにも伝えません。ベンダーは口コミを書き換え・削除できません
編集部の検証記事
この製品を扱う検証記事はまだありません。検証は一次資料 + 医師の確認で行い、公開され次第ここに並びます。
料金
公式に公開されている料金
問い合わせ
一般・雇用主向け公式サイトに公開価格表は掲載されておらず、デモ・問い合わせ式。英国では NHS 経由で対象患者に無償提供され、米国では CVS Caremark・Evernorth Digital Health Formulary など雇用主・健保プラン経由の提供が中心。
見積もりでは、ここをそろえて聞くと比べやすくなります
- 医師数・端末数 (ライセンスの数え方)
- 初期費用・導入支援費の有無
- 月額・保守費に含まれる範囲 (サポート・改定対応)
- 電子カルテなどとの連携にかかる追加費用
- 契約期間と解約の条件
編集部のチェックリストです (どの製品にも同じ項目を出しています)。
カテゴリ内の位置
導入の広がり「大規模普及」(英国では NHS スコットランドの全成人 + イングランド一部地域で公費提供され、NHS スタッフ向けには 15 NHS トラスト・6 GP 実践で 10 万人超へ展開 (2020)。米国では CVS Caremark Point Solutions (2020) と Evernorth Digital Health Formulary (2022, Aramark 採用) に採用。国レベルの公費提供と大手 PBM/フォーミュラリ採用が複数あり、全国展開級と判定。)。 エビデンス成熟度「RCT・系統的レビュー」(Daylight を名指しで評価した無作為化比較試験 (Carl 2020, Depression and Anxiety, n=256) が公開され、待機リスト対照に対し不安症状で大きな効果量 (d=1.08) を報告。グリッド表で RCT は level 5。ただし対照は待機リスト (実薬・能動対照でなく) でオンライン募集・女性偏重、SR/メタ解析は未確認のため上限解釈は控えめに記述。)。 下のマップは、カテゴリ内での位置を「セキュリティ」×「導入の広がり」で示します。横軸はボタンでエビデンスに切り替えられます。
- 出典: Carl 他, Depression and Anxiety 2020 — Daylight の効果を検証した RCT (n=256, 待機リスト対照, 不安症状 d=1.08) ↗
- 出典: Miller 他, J Behav Ther Exp Psychiatry 2020 — Daylight の実行可能性・予備的有効性を検証した無作為化マルチベースライン研究 (n=21) ↗
- 出典: Darden 他, PLOS Mental Health 2024 — Daylight の費用対効果を検討した Markov シミュレーションモデル (米国) ↗
- 出典: Big Health UK 公式 (Daylight) — NHS スコットランドで全額公費、イングランド一部でも無償提供 ↗
- 出典: Big Health 公式プレス (2020-03-26) — NHS スタッフ向けに全国無償提供、15 トラスト・6 GP で 10 万人超が先行利用 ↗
- 出典: Big Health 公式プレス (2020-07-29) — Daylight が CVS Caremark Point Solutions Management に採用 ↗
- 出典: Big Health 公式プレス (2022-09-15) — Daylight/Sleepio が Evernorth Digital Health Formulary に採用 (Aramark 採用) ↗
この製品を対象とした研究・実証
Efficacy of digital cognitive behavioral therapy for moderate-to-severe symptoms of generalized anxiety disorder: A randomized controlled trial
無作為化比較試験 (RCT, 2 群並行・優越性, 待機リスト対照, n=256)Daylight は post-intervention (6 週) で待機リスト対照に比べ不安症状を有意に低減し大きな効果量 (調整差 3.22, d=1.08)。心配・抑うつ症状・睡眠困難・ウェルビーイング・QOL も有意改善。
PMID: 32725848 ↗Feasibility and efficacy of a digital CBT intervention for symptoms of Generalized Anxiety Disorder: A randomized multiple-baseline study
無作為化マルチベースライン研究 (単一事例実験計画, n=21)Daylight は実行可能性 (エンゲージメント・満足度・安全性) が示され、介入導入時に多くの参加者で不安が有意改善。post-intervention で 70% が臨床的に有意な GAD 症状を脱した。
PMID: 32950939 ↗Cost-effectiveness of automated digital CBT (Daylight) for generalized anxiety disorder: A Markov simulation model in the United States
費用対効果 Markov シミュレーションモデル (米国, 仮想 10 万人)Daylight は 12 か月総費用が最も低く、無治療比で正の純金銭便益 (支払者視点 $1,836.83 / 社会視点 $4,126.88)。個人 CBT・集団 CBT・薬物療法・無治療のいずれに対しても費用便益的と結論。
PMID: 41661766 ↗
公表されている導入実績
- NHS Scotland (スコットランド全成人)NHS スコットランドで全成人に全額公費提供。イングランド一部地域でも無償提供と公式サイトが明示。出典 ↗
- NHS England (スタッフ向け全国無償提供)COVID-19 下で NHS 全スタッフへ無償提供。先行して 15 NHS トラスト・6 GP 実践で 10 万人超が利用 (2020-03)。出典 ↗
- CVS Caremark Point Solutions Management雇用主・プランスポンサー向けに Daylight を提供 (2020-07)。出典 ↗
- Evernorth Digital Health FormularyDaylight/Sleepio がフォーミュラリに採用、Fortune 500 の Aramark が福利厚生として採用 (2022-09)。出典 ↗
セキュリティ
安全度の格付けではありません。Daylightの提供元が公開している資料で、患者さんの情報を守る仕組みをどこまで確かめられたかを、 国のガイドラインが IT の提供事業者に求めるものに沿って、編集部が組んだ 5 段階で示します。 「評価保留」や「確認できず」は、対策が無いという意味ではありません — 提供企業に直接聞くのが確実です (判定の基準)。 国のガイドラインは法律ではありません。段が低いことは、法令違反や、国の基準を満たしていないことを意味しません。医療情報を扱わない製品は、ガイドラインの対象にならないこともあります (国が定めた格付けではありません)。
日本未上陸
日本未上陸 — 日本の指針向けの書類 (開示書 MDS/SDS や、厚労省チェックリストの事業者確認用への回答) が無いのは通常です。下の段は日本の指針に沿った物差しで、海外での安全管理の水準を表すものではありません。
セキュリティレベル 2 / 5医療向けの開示
2/5- 1. 基礎の開示
- 2. 医療向けの開示
- 3. 認証と開示公開資料で確認できなかったもの: ISMS・プライバシーマーク、または国が同等とする認証 (SOC 2・ISMAP 等)
- 4. 認証と医療向けの開示公開資料で確認できなかったもの: レベル 3 の条件 (認証と開示)・保存先が国内法の及ぶ範囲であることの明記 (保存しない製品は不要)
- 5. 確認書類までそろう公開資料で確認できなかったもの: レベル 4 の条件の一部・開示書 (MDS/SDS) か、厚労省チェックリストの事業者確認用への回答を公開・提出できるとの記載 (公開は義務ではありません。提出の可否は提供元にお尋ねください)・二要素認証を提供しているとの記載 (令和 9 年度以降の新規導入・入れ替えのときに医療機関に求められる)
段は、国のガイドラインが IT の提供事業者に求めるもののうち、公開資料で確かめやすいものに合わせています。2 (開示) と 3 (認証) は別の道で、両方そろうと 4 です。
- 医療情報の保存場所
- 国外で保管 (個人データは通常、本社のある米国と親会社のある英国へ移転すると記載) (出典 ↗)
- データの扱い
- 方針はあるが、学習利用には触れていない (出典 ↗)
- 事故時の連絡窓口
- 公開資料では確認できず
- セキュリティ開示書 (MDS/SDS)
- 公開資料では確認できず
- 安全管理ガイドラインへの対応表明
- 公開資料では確認できず
- 第三者認証・保証
- 公開資料では確認できず
- 二要素認証
- 公開資料では確認できず
- 事業者確認用 15 項目 (厚労省チェックリスト)
- 公開資料では確認できず
- 確認日
- 2026-10-07
補足: Privacy Center の Privacy Notice (2026-09-17 施行、Daylight を含む全サービス共通) を開いて確認。米国・英国への移転、HIPAA の Business Associate になりうる旨を記載。AI 学習の記載・認証・セキュリティ窓口 (privacy@ のみ)・MFA は見つからず。
提供企業の方へ: 記載に誤りや更新があれば partner@clinicailab.com へ出典 URL をお送りください。公開資料で確かめられた場合に限り、確認日とあわせて更新します (提携の有無で扱いは変わりません)。確認が済むまでは「提供元に確認中」と表示します。
導入前にベンダーへ確かめたい 5 つのこと
- セキュリティ開示書 (MDS/SDS) を出してもらえますか医療情報を扱う製品の安全対策を、業界共通の書式で一覧できる書類です。他社と同じ書式で並べて比べられます。
- 厚労省の安全管理ガイドライン (第7.0版) のどこまでに対応していますか院とベンダーのどちらが何に責任を持つか (責任分界) を、契約の前に書面で決めておくためです。
- ログインの二要素認証に対応していますか電子カルテなどは、更改の時期に合わせて二要素認証が求められていきます。 いつから必要かを整理した記事 →
- データはどこに保管され、バックアップはどう取っていますか国内保管か、バックアップから何時間で戻せるかは、ランサムウェア被害のときの診療再開を左右します。
- 障害やサイバー攻撃のとき、誰がいつ連絡をくれますか連絡窓口と初動の約束 (何時間以内に連絡するか) を、導入前に確かめておくと慌てずに済みます。
医療機関のセキュリティ全般は セキュリティのまとめへ。
本媒体は患者向けの広告ではなく、医療機関向けの業務支援ツールの比較情報です。レビューは、製品を導入・利用している医療機関の方の投稿です。投稿者は所属先のメールアドレス (無料・携帯のメールは不可) か保険医療機関の名簿などで確かめ、内容は機械と AI で確認して、疑いのあるものは編集部が読んでから載せています。導入・利用していることは、投稿者の申告と内容で判断しています。掲載するレビューと提供会社の公式返信は、投稿された文のまま載せます (編集部も提供会社も本文を書き換えません。規約に反するものは、書き換えずに非公開にします)。
医療機器プログラム (SaMD)
⚠️ 本製品は薬事承認された医療機器プログラムです。効能・効果・診断性能に関する評価は投稿できません。導入のしやすさ・サポート・費用・現場運用の観点でお願いします。
実導入者の声を募集中
この製品にはまだレビューがありません。実際に導入された医療従事者の声を募集しています。
Daylight を使っていますか?
導入を迷っている院長にとって、使っている人の率直な声は何よりの手がかりです。あなたの 5 分が、次の院長の判断材料になります。
- 5 分ほど。良い点も困った点も、そのままで
- お名前・医療機関名は公開しません
- お名前・医療機関名はベンダーにも伝えません。ベンダーは口コミを書き換え・削除できません
レビューの掲載基準・経路表示(PR/ベンダー依頼)・送信防止措置の手続きは編集ポリシー (実導入者レビュー)に従います。★は企業の依頼によらない実導入者の評価の単純平均のみで、アフィリエイト報酬・ベンダー拡充枠・依頼レビューの契約とは連動しません。
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