臨床判断・文献支援

Bayesian Health(敗血症早期警告)
提供: Bayesian Health·異常値検知・早期警告
- 査読研究 2 件
- 連携の記載 2 件
- 公表導入 2 件
Bayesian Health (米国) のリアルタイム臨床インテリジェンス基盤。
電子カルテのデータを継続監視し、敗血症の早期警告を中心に患者の急変・再入院などのリスクを医師に提示する。入院患者の監視〜治療開始フェーズに効く臨床判断支援ツールで、源流は Johns Hopkins の TREWS (Targeted Real-time Early Warning System) 研究。米国で導入が進むが日本未上陸。
- 料金 (公式)
- 問い合わせ
- 導入の広がり
- 4 / 5大規模普及
- セキュリティ
- 評価保留日本未上陸
- エビデンス
- 4 / 5査読付き前向き・実装研究
- 編集部の最終確認
- 2026-10-07
想像図院内のどこで使う?
診察室
この分野が入ると: 診察中に、鑑別や文献の画面を患者と一緒に見られる姿
院内ツアーで歩く (国内では未提供の製品) →院内ツアーで「診察室」を歩く (この製品は国内では提供されていません) →製品の画面 (公式サイトより)
この製品でできること
5 項目- 電子カルテデータの継続監視による敗血症の早期警告
- EHR アラート比で 3 時間以上早い検知・20 分の 1 のフラグ量公式値
- 患者ベースラインに合わせたリスク調整によるアラート疲労の低減
- 敗血症以外に再入院・患者急変・心不全・院内褥瘡・低栄養など複数領域に対応
- Epic / Cerner 電子カルテへの統合
製品概要
Bayesian Health は電子カルテの全チャート情報を継続的に解析し、敗血症をはじめとする急変リスクをリアルタイムで医師に提示するクリニカルインテリジェンス基盤である。源流は Johns Hopkins の Suchi Saria らが開発した敗血症早期警告システム TREWS で、その実装研究が Nature Medicine 2022 に掲載された。
敗血症以外にも、再入院・患者急変・心不全・院内褥瘡 (HAPI)・低栄養スクリーニングなど複数の臨床領域に対象を広げている。公式サイトは EHR アラート比で 3 時間以上早い検知と 20 分の 1 のフラグ量を訴求している。
対象は個人クリニックではなく米国の大手医療システム・病院ネットワークであり、Epic や Cerner 電子カルテへの統合を前提とする。2026 年 5 月に敗血症の継続監視として FDA 510(k) クリアランスを取得 (同社は「継続的 AI 敗血症モニターとして史上初」と表現) したが、日本へは未上陸。
確かめられた事実
公式資料・公的資料など一次ソースで確かめられたことだけを載せています。
- 規制 ✓ 一次確認済み
- 海外承認のみ(FDA・日本未上陸)
- エビデンス ✓ 一次確認済み
- 前身の TREWS を名指しで評価した前向き多施設研究が Nature Medicine 2022 に 2 報掲載 (Bayesian Health 共著)。前向き・実装研究レベル。
- 連携 ✓ 一次確認済み
- Epic および Cerner 電子カルテへの統合が公式プレスで報告されている (LifeBridge Health 導入事例)。
- 価格開示 ✓ 一次確認済み
- 公式サイトに公開価格表なし。医療システム向けのエンタープライズ契約 (問い合わせ式)。
- 実績 ✓ 一次確認済み
- Cleveland Clinic が 13 病院で敗血症検知ソフトを導入し、オハイオ・フロリダの病院へ拡大すると公式発表。LifeBridge Health も導入を公表。
- セキュリティ ✓ 一次確認済み
- 公開資料では、安全管理の開示や認証を確認できませんでした (評価保留)。導入前にベンダーへ確かめる項目は「セキュリティ」タブにまとめています。なお、日本未上陸のため、日本の指針向けの書類が無いのは通常です。 根拠と出典を見る →
確認できた事実のみを一次ソースに基づき表示し、数値スコアは使いません (検証方法)。 最終確認 2026-10-07。
製品データ
- 提供企業
- Bayesian Health
- 本社
- 米国ニューヨーク州ニューヨーク
- 日本での提供
- 日本未上陸。2026 年 5 月に米国 FDA 510(k) クリアランスを取得済だが、日本での薬事承認・提供開始は未確認。Epic/Cerner を前提とする米国大手医療システム向け製品で、日本のクリニック単独導入は現時点で確認できない。
- 連携
- Epic
- Cerner
- 公表されている導入先
- Cleveland Clinic、LifeBridge Health出典を見る →
編集部の検証記事
この製品を扱う検証記事はまだありません。検証は一次資料 + 医師の確認で行い、公開され次第ここに並びます。
料金
公式に公開されている料金
問い合わせ
公式サイトに公開価格表は掲載されていない。医療システム向けエンタープライズ契約 (問い合わせ式) と見られる。
- 公式サイトに公開価格表はありません。
- リンクされているのも Contact ページのみで、医療システム単位のエンタープライズ契約 (規模に応じた個別見積もり) と見られます。
見積もりでは、ここをそろえて聞くと比べやすくなります
- 医師数・端末数 (ライセンスの数え方)
- 初期費用・導入支援費の有無
- 月額・保守費に含まれる範囲 (サポート・改定対応)
- 電子カルテなどとの連携にかかる追加費用
- 契約期間と解約の条件
編集部のチェックリストです (どの製品にも同じ項目を出しています)。
カテゴリ内の位置
導入の広がり「大規模普及」(Cleveland Clinic が 13 病院で導入済み (Fairview 病院単独で 2024〜2025 初頭に 3,330 人超に使用) かつオハイオ・フロリダへ拡大予定、LifeBridge Health も導入公表。大手医療システムでの複数・大規模導入の公表。市場リーダー級 (数千施設) の証跡は未確認のため 5 は付けず保守判定。)。 エビデンス成熟度「査読付き前向き・実装研究」(前身の TREWS (Bayesian Health 共著) を名指しで評価した前向き多施設コホート/実装研究が Nature Medicine 2022 に 2 報。製品そのものを対象とした RCT・SR/メタ解析は未確認のため 5 は付けず保守判定。)。 下のマップは、カテゴリ内での位置を「セキュリティ」×「導入の広がり」で示します。横軸はボタンでエビデンスに切り替えられます。
- 出典: Adams 他, Nature Medicine 2022 — TREWS 導入後の患者アウトカム前向き多施設研究 (5 病院・590,736 患者、3 時間以内のアラート確認で院内死亡が相対 18.7% 減) ↗
- 出典: Henry 他, Nature Medicine 2022 — TREWS の医師採用要因と敗血症治療タイミングへの効果 (感度 82%、アラートの 89% を医師が評価) ↗
- 出典: Cleveland Clinic 公式ニュースルーム (2025-09-23) — Bayesian Health の敗血症検知 AI を 13 病院で展開、オハイオ・フロリダへ拡大 ↗
- 出典: Bayesian Health 公式プレス (PR Newswire, 2021-10) — LifeBridge Health が Epic/Cerner 上で同社プラットフォームを導入 ↗
この製品を対象とした研究・実証
Prospective, multi-site study of patient outcomes after implementation of the TREWS machine learning-based early warning system for sepsis
前向き多施設コホート/実装研究 (5 病院、Bayesian Health 共著)590,736 患者を監視。アラートが 3 時間以内に医師確認された敗血症患者で院内死亡が相対 18.7% 減 (絶対 3.3% 減)、臓器不全・在院日数も改善。
PMID: 35864252 ↗Factors driving provider adoption of the TREWS machine learning-based early warning system and its effects on sepsis treatment timing
前向き多施設の医師採用・実装研究 (5 病院、Bayesian Health 共著)敗血症の 82% を検知 (高感度)、全アラートの 89% を医師が評価。3 時間以内に確認された患者は初回抗菌薬オーダーまでの中央値が 1.85 時間短縮。
PMID: 35864251 ↗
公表されている導入実績
セキュリティ
安全度の格付けではありません。Bayesian Health(敗血症早期警告)の提供元が公開している資料で、患者さんの情報を守る仕組みをどこまで確かめられたかを、 国のガイドラインが IT の提供事業者に求めるものに沿って、編集部が組んだ 5 段階で示します。 「評価保留」や「確認できず」は、対策が無いという意味ではありません — 提供企業に直接聞くのが確実です (判定の基準)。 国のガイドラインは法律ではありません。段が低いことは、法令違反や、国の基準を満たしていないことを意味しません。医療情報を扱わない製品は、ガイドラインの対象にならないこともあります (国が定めた格付けではありません)。
日本未上陸
日本未上陸 — 日本の指針向けの書類 (開示書 MDS/SDS や、厚労省チェックリストの事業者確認用への回答) が無いのは通常です。下の段は日本の指針に沿った物差しで、海外での安全管理の水準を表すものではありません。
セキュリティ評価保留
- 1. 基礎の開示公開資料で確認できなかったもの: 保存場所・データの扱い・事故窓口・ガイドライン対応・開示書・認証のどれかの公開
- 2. 医療向けの開示公開資料で確認できなかったもの: 医療向けの開示 (MDS/SDS、ガイドライン名の明記、または保存場所と、データの扱いか事故時の窓口)
- 3. 認証と開示公開資料で確認できなかったもの: ISMS・プライバシーマーク、または国が同等とする認証 (SOC 2・ISMAP 等)・認証以外の開示 (保存場所・データの扱いなど)
- 4. 認証と医療向けの開示公開資料で確認できなかったもの: レベル 2 の条件 (医療向けの開示)・レベル 3 の条件 (認証と開示)
- 5. 確認書類までそろう公開資料で確認できなかったもの: レベル 4 の条件の一部・開示書 (MDS/SDS) か、厚労省チェックリストの事業者確認用への回答を公開・提出できるとの記載 (公開は義務ではありません。提出の可否は提供元にお尋ねください)・二要素認証を提供しているとの記載 (令和 9 年度以降の新規導入・入れ替えのときに医療機関に求められる)
段は、国のガイドラインが IT の提供事業者に求めるもののうち、公開資料で確かめやすいものに合わせています。2 (開示) と 3 (認証) は別の道で、両方そろうと 4 です。
- 医療情報の保存場所
- 公開資料では確認できず
- データの扱い
- 公開資料では確認できず
- 事故時の連絡窓口
- 公開資料では確認できず
- セキュリティ開示書 (MDS/SDS)
- 公開資料では確認できず
- 安全管理ガイドラインへの対応表明
- 公開資料では確認できず
- 第三者認証・保証
- 公開資料では確認できず
- 二要素認証
- 公開資料では確認できず
- 事業者確認用 15 項目 (厚労省チェックリスト)
- 公開資料では確認できず
- 確認日
- 2026-10-13
補足: 製品・会社・Insights 記事・FDA 承認の発表・保険償還ガイド・プライバシーポリシーを確認したが、セキュリティ・信頼センターのページは公開されておらず、認証・HIPAA・データ所在地・AI 学習・インシデント連絡の記載はなかった。プライバシーポリシーは Web サイトのみが対象で、連絡先は一般の問い合わせ窓口。
提供企業の方へ: 記載に誤りや更新があれば partner@clinicailab.com へ出典 URL をお送りください。公開資料で確かめられた場合に限り、確認日とあわせて更新します (提携の有無で扱いは変わりません)。確認が済むまでは「提供元に確認中」と表示します。
導入前にベンダーへ確かめたい 5 つのこと
- セキュリティ開示書 (MDS/SDS) を出してもらえますか医療情報を扱う製品の安全対策を、業界共通の書式で一覧できる書類です。他社と同じ書式で並べて比べられます。
- 厚労省の安全管理ガイドライン (第7.0版) のどこまでに対応していますか院とベンダーのどちらが何に責任を持つか (責任分界) を、契約の前に書面で決めておくためです。
- ログインの二要素認証に対応していますか電子カルテなどは、更改の時期に合わせて二要素認証が求められていきます。 いつから必要かを整理した記事 →
- データはどこに保管され、バックアップはどう取っていますか国内保管か、バックアップから何時間で戻せるかは、ランサムウェア被害のときの診療再開を左右します。
- 障害やサイバー攻撃のとき、誰がいつ連絡をくれますか連絡窓口と初動の約束 (何時間以内に連絡するか) を、導入前に確かめておくと慌てずに済みます。
医療機関のセキュリティ全般は セキュリティのまとめへ。
本媒体は患者向けの広告ではなく、医療機関向けの業務支援ツールの比較情報です。レビューは、製品を導入・利用している医療機関の方の投稿です。投稿者は所属先のメールアドレス (無料・携帯のメールは不可) か保険医療機関の名簿などで確かめ、内容は機械と AI で確認して、疑いのあるものは編集部が読んでから載せています。導入・利用していることは、投稿者の申告と内容で判断しています。掲載するレビューと提供会社の公式返信は、投稿された文のまま載せます (編集部も提供会社も本文を書き換えません。規約に反するものは、書き換えずに非公開にします)。
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