臨床判断・文献支援

MegaOak AI メディカルアシスト
提供: NEC·AI 診療支援
- ベンダー実証・調査 1 件
- 連携の記載 2 件
- 公表導入 3 件
日本電気 (NEC) が提供する MegaOak AIメディカルアシストです (旧称は「MegaOak/iS AI メディカルアシスト」)。
生成 AI を使い、カルテに記載された診療情報をもとに診療情報提供書 (紹介状) や退院サマリの文章案を作成するクラウドサービスで、MegaOak Cloud Gateway を介して電子カルテと連動します。公式は MegaOak/iS 以外の電子カルテにも利用可能と注記しており、医療機器ではないと明記しています。文書作成フェーズの負担軽減を狙った大手病院向けの業務ツールです。
- 料金 (公式)
- 月額 5 万円〜 (税抜) ほか 1 プラン
- 導入の広がり
- 2 / 5導入公表あり
- セキュリティ
- 1 / 5基礎の開示
- エビデンス
- 1 / 5ベンダー資料のみ
- 編集部の最終確認
- 2026-10-07
製品の画面 (公式サイトより)
この製品でできること
5 項目- 診療情報提供書 (紹介状)・退院サマリの文章案を自動生成
- 電子カルテの診療情報を経過・検査・処方で整理し時系列に再構成
- 生成文をワンクリックで電子カルテの所定欄へ登録
- 大規模言語モデル (LLM) を活用したクラウド処理
- MegaOak Cloud Gateway 経由でクラウド連動し、MegaOak/iS 以外の電子カルテにも利用可公式注記
製品概要
MegaOak AIメディカルアシスト (旧称「MegaOak/iS AI メディカルアシスト」) は、NEC が提供する医療文書作成支援の生成 AI サービスです。電子カルテ MegaOak/iS と連動するクラウドサービスとして案内されています。電子カルテに記載された診療情報を経過・検査・処方などで整理し、時系列に並べた上で、抽出したキーワードをもとに要約文章を生成します。最初に対象とするのは、医師の負担が大きい診療情報提供書 (紹介状) と退院サマリの文章案づくりです。
生成した文章は電子カルテ MegaOak/iS の画面からワンクリックで所定の場所に登録できると公式は説明しています。処理はクラウド上で行われ、MegaOak Cloud Gateway を介して電子カルテと連動します。2026 年 10 月時点の公式ページでは、MegaOak/iS 以外の電子カルテにも利用可能と注記されています。なお、本製品は医療機器ではないと公式は明記しています。
対象は個人クリニックというより、大手病院です。2024 年 4 月の販売開始時点で「国内初の生成 AI 搭載電子カルテ」と各社が報じており、医師の働き方改革 (2024 年 4 月施行) を背景に、文書作成負担の軽減を訴求しています。
確かめられた事実
公式資料・公的資料など一次ソースで確かめられたことだけを載せています。
- 規制 ✓ 一次確認済み
- 業務ツール
- エビデンス ✓ 一次確認済み
- MegaOak そのものを評価対象とした査読論文は確認できませんでした。公表されている時間削減の数値 (平均 47%) は NEC と病院が 2023 年に実施した実証 (ベンダー実証) の結果です。
- 連携 ✓ 一次確認済み
- MegaOak Cloud Gateway を介して電子カルテと連動するクラウドサービスで、MegaOak/iS の画面と連携して文章を生成し、ワンクリックで所定の場所へ登録できると公式は説明しています。2026 年 10 月時点の公式ページでは、MegaOak/iS 以外の電子カルテにも利用可能と注記されています。
- 価格開示 ✓ 一次確認済み
- 大手病院向けのため、2026 年 10 月時点の公式製品ページには価格の記載がありません。2024 年 3 月の NEC プレスリリースでは、電子カルテ本体 MegaOak/iS が標準価格 7,200 万円〜 (税抜)、AI メディカルアシストのオプション機能利用料が月額 5 万円〜 (税抜、初期費用がかかる場合あり) と公表されていましたが、現行価格は問い合わせでの確認が必要です。
- 実績 ✓ 一次確認済み
- 国内初の生成 AI 搭載電子カルテとして 2024 年 4 月に販売を開始しました。東北大学病院・橋本市民病院との実証を経て、2025 年には済生会小樽病院の導入事例が公開されています。2026 年 7 月には国際モダンホスピタルショウ 2026 に出展され、済生会宇都宮病院も導入施設として紹介されています。
- セキュリティ ✓ 一次確認済み
- セキュリティはレベル 1 / 5 (基礎の開示)。提供会社が ISMS (ISO/IEC 27001) を取得と、公式資料・登録簿で確かめられています。 根拠と出典を見る →
確認できた事実のみを一次ソースに基づき表示し、数値スコアは使いません (検証方法)。 最終確認 2026-10-07。
製品データ
- 提供企業
- 日本電気株式会社 (NEC)
- 本社
- 日本・東京都港区
- 日本での提供
- 国内製品です。2024 年 4 月に販売を開始し、2025 年には済生会小樽病院の導入事例が公開されました。2026 年 7 月 8〜10 日の国際モダンホスピタルショウ 2026 に出展され、済生会宇都宮病院が導入施設として公式ページで紹介されています。NEC は 2028 年度までに 100 施設での利用を目指すと公表していますが、これは将来目標です。
- 連携
- MegaOak/iS
- MegaOak Cloud Gateway (クラウド連動の経路)
- 公表されている導入先
- 済生会小樽病院、東北大学病院、済生会宇都宮病院出典を見る →
編集部の検証記事
この製品を扱う検証記事はまだありません。検証は一次資料 + 医師の確認で行い、公開され次第ここに並びます。
料金
公式に公開されている料金
月額 5 万円〜 (税抜) ほか 1 プラン
大手病院向けのため、2026 年 10 月時点の公式製品ページには価格の記載がありません。2024 年 3 月の NEC プレスリリースでは、電子カルテ本体 MegaOak/iS が標準価格 7,200 万円〜 (税抜)、AI メディカルアシストのオプション機能利用料が月額 5 万円〜 (税抜、初期費用がかかる場合あり) と公表されていましたが、現行価格は問い合わせでの確認が必要です。
プラン
MegaOak/iS パッケージ (電子カルテ本体)
標準価格 7,200 万円〜
税抜
- AI メディカルアシストは電子カルテ本体に組み込むオプションのため、まず本体パッケージの導入が前提になります。
- プレスリリースで公表された標準価格です。
MegaOak/iS AI メディカルアシスト (オプション機能)
月額 5 万円〜
税抜
- 電子カルテ本体に追加するオプション機能の利用料です。
- プレスリリース公表値です。
別にかかる費用
- 別途初期費用がかかる場合があるとされています。
料金のしくみ
大手病院向けの大型パッケージにオプションとして組み込む形のため、クリニック単独で気軽に導入できる料金体系ではありません。
カテゴリ内の位置
導入の広がり「導入公表あり」(国内初の生成 AI 搭載電子カルテとして 2024 年 4 月に販売開始し、東北大学病院・橋本市民病院との実証を経て、2025 年には済生会小樽病院の導入事例 (NEC オンラインセミナーで医師が登壇) が公開されています。named customer は確認できますが、現時点で複数施設の本番導入が URL で広く公表された段階とは言えず、NEC が掲げる 2028 年度 100 施設は将来目標です。そのため保守的に level 2 と判定しています。)。 エビデンス成熟度「ベンダー資料のみ」(MegaOak AI メディカルアシストそのものを評価した査読論文は確認できませんでした (PubMed で該当なし)。公表されている唯一の定量値である「文書作成時間を平均 47% 削減」は、NEC と病院が 2023 年に実施した実証の結果で、ベンダー資料・大手報道で示されたものです。査読を経た一次研究ではないため、保守的に level 1 と判定しています。)。 下のマップは、カテゴリ内での位置を「セキュリティ」×「導入の広がり」で示します。横軸はボタンでエビデンスに切り替えられます。
この製品を対象とした研究・実証
NEC・病院による医療文書作成の実証 (診療情報提供書・退院サマリ)
ベンダー実証 (2023 年、査読なし)要約文章を新規作成する場合と比べ、作成時間を平均 47% 削減できたと NEC が公表しています。表現や正確性についても医師から高い評価を受けたとのことです。ベンダー実証の数値で、査読を経た一次研究ではない点に注意が必要です。
出典 ↗
公表されている導入実績
セキュリティ
安全度の格付けではありません。MegaOak AI メディカルアシストの提供元が公開している資料で、患者さんの情報を守る仕組みをどこまで確かめられたかを、 国のガイドラインが IT の提供事業者に求めるものに沿って、編集部が組んだ 5 段階で示します。 「評価保留」や「確認できず」は、対策が無いという意味ではありません — 提供企業に直接聞くのが確実です (判定の基準)。 国のガイドラインは法律ではありません。段が低いことは、法令違反や、国の基準を満たしていないことを意味しません。医療情報を扱わない製品は、ガイドラインの対象にならないこともあります (国が定めた格付けではありません)。
セキュリティレベル 1 / 5基礎の開示
1/5- 1. 基礎の開示
- 2. 医療向けの開示公開資料で確認できなかったもの: 医療向けの開示 (MDS/SDS、ガイドライン名の明記、または保存場所と、データの扱いか事故時の窓口)
- 3. 認証と開示公開資料で確認できなかったもの: 認証 (ISMS 等) は確認できました。足りないのは、認証以外の開示 (保存場所・データの扱いなど) です
- 4. 認証と医療向けの開示公開資料で確認できなかったもの: レベル 2 の条件 (医療向けの開示)・レベル 3 の条件 (認証と開示)
- 5. 確認書類までそろう公開資料で確認できなかったもの: レベル 4 の条件の一部・開示書 (MDS/SDS) か、厚労省チェックリストの事業者確認用への回答を公開・提出できるとの記載 (公開は義務ではありません。提出の可否は提供元にお尋ねください)・二要素認証を提供しているとの記載 (令和 9 年度以降の新規導入・入れ替えのときに医療機関に求められる)
段は、国のガイドラインが IT の提供事業者に求めるもののうち、公開資料で確かめやすいものに合わせています。2 (開示) と 3 (認証) は別の道で、両方そろうと 4 です。
- 医療情報の保存場所
- 公開資料では確認できず
- データの扱い
- 公開資料では確認できず
- 事故時の連絡窓口
- 公開資料では確認できず
- セキュリティ開示書 (MDS/SDS)
- 公開資料では確認できず
- 安全管理ガイドラインへの対応表明
- 公開資料では確認できず
- 第三者認証・保証
- ISMS (ISO/IEC 27001) ↗登録簿で確認・日本電気 医療ソリューション統括部の登録。登録範囲は医療業務アプリケーションプロダクトの設計・開発・運用で製品名の指定なし
- 二要素認証
- 公開資料では確認できず
- 事業者確認用 15 項目 (厚労省チェックリスト)
- 公開資料では確認できず
- 確認日
- 2026-10-07
補足: 製品ページに安全管理の記載なし (情報セキュリティ基本方針へのリンクのみ)。ISMS は NEC の医療部門単位の登録を登録簿で確認、本製品が範囲かは不明。
提供企業の方へ: 記載に誤りや更新があれば partner@clinicailab.com へ出典 URL をお送りください。公開資料で確かめられた場合に限り、確認日とあわせて更新します (提携の有無で扱いは変わりません)。確認が済むまでは「提供元に確認中」と表示します。
導入前にベンダーへ確かめたい 5 つのこと
- セキュリティ開示書 (MDS/SDS) を出してもらえますか医療情報を扱う製品の安全対策を、業界共通の書式で一覧できる書類です。他社と同じ書式で並べて比べられます。
- 厚労省の安全管理ガイドライン (第7.0版) のどこまでに対応していますか院とベンダーのどちらが何に責任を持つか (責任分界) を、契約の前に書面で決めておくためです。
- ログインの二要素認証に対応していますか電子カルテなどは、更改の時期に合わせて二要素認証が求められていきます。 いつから必要かを整理した記事 →
- データはどこに保管され、バックアップはどう取っていますか国内保管か、バックアップから何時間で戻せるかは、ランサムウェア被害のときの診療再開を左右します。
- 障害やサイバー攻撃のとき、誰がいつ連絡をくれますか連絡窓口と初動の約束 (何時間以内に連絡するか) を、導入前に確かめておくと慌てずに済みます。
医療機関のセキュリティ全般は セキュリティのまとめへ。
本媒体は患者向けの広告ではなく、医療機関向けの業務支援ツールの比較情報です。レビューは、製品を導入・利用している医療機関の方の投稿です。投稿者は所属先のメールアドレス (無料・携帯のメールは不可) か保険医療機関の名簿などで確かめ、内容は機械と AI で確認して、疑いのあるものは編集部が読んでから載せています。導入・利用していることは、投稿者の申告と内容で判断しています。掲載するレビューと提供会社の公式返信は、投稿された文のまま載せます (編集部も提供会社も本文を書き換えません。規約に反するものは、書き換えずに非公開にします)。
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