臨床判断・文献支援

ChatGPT for Clinicians
提供: OpenAI·AI 診療支援(医師向け生成 AI)
- 連携: 公的医療データ検索プラグイン (PubMed、ClinicalTrials.gov、DailyMed、RxNorm、openFDA、CMS Coverage、CMS Open Data、Medicare Care Compare、NPI Registry。いずれも読み取り専用) / ChatGPT のカスタム GPT・プロジェクト・コネクテッドアプリ・メモリ・キャンバス / Epic のプラグインは、この製品では利用不可 (公式ヘルプに記載)
- 公表導入 2 件
OpenAI が 2026 年 4 月に発表した、臨床家向けの ChatGPT です。出典付きの臨床検索、医学文献の Deep Research、紹介状や事前承認文書などの下書き、繰り返し使えるスキルを備え、認証された米国の医師・NP・PA・薬剤師は無料で使えます。診察室で動く電子カルテ連携型ではなく、医師が手元で使う生成 AI アシスタントという位置づけで、現時点では米国の臨床家のみが対象です。日本からは利用できません。
- 料金 (公式)
- 無料
- エビデンス
- 1 / 5ベンダー資料のみ
- 導入の広がり
- 1 / 5提供初期
- 最終確認
- 2026-10-07

院内のどこで使う?
院内ツアーで「診察室」を歩く (この製品は国内では提供されていません) →
院内ツアーで、この場面のほかの製品も見られます。 イラストは使われ方の想像図で、実際の製品画面ではありません。
この製品のベンダーの方へ: 公式プロフィールを申請 (無料・掲載順や評価は変わりません)
製品の画面 (公式サイトより)

製品概要
ChatGPT for Clinicians は、OpenAI が 2026 年 4 月 22 日に発表した、臨床業務向けの ChatGPT です。診察の合間に調べものをする、文書の下書きを作る、といった場面を想定し、数百人の医師アドバイザーと連携して作ったと公式は説明しています。米国の認証済みの医師・ナースプラクティショナー (NP)・フィジシャンアシスタント (PA)・薬剤師であれば、無料で使えます。
中身は大きく 4 つです。1 つ目は、数百万件の査読論文や公的なガイダンス、ガイドラインを情報源にした「臨床検索」で、回答にはタイトル・誌名・著者・発行日つきの出典が付きます。2 つ目は、医学文献を横断して出典つきのレポートにまとめる Deep Research です。3 つ目は、紹介状・事前承認 (prior authorization) の文書・患者さん向けの説明文を、医師が確認する前提で下書きするスキルです。4 つ目は、臨床の質問に取り組む中で、対象になるエビデンスレビューが CME (継続医学教育) の単位に数えられる仕組みです。
プライバシー面では、会話内容はモデルの学習に使われないと公式は説明しています。個人情報 (PHI) を扱う必要があるときは、BAA (HIPAA 対応の契約) を結べる資格のある臨床家に限って HIPAA 対応の支援が受けられます。一方で、公式は「判断を置き換えるものではなく、臨床判断は医療従事者の責任」と繰り返し注意しています。
日本の診療所の先生にとっては、現時点で実際に使える製品ではありません。ただ、大手 AI ベンダーが「出典付きの臨床検索」「文書の下書き」「CME」を一つにまとめて医師に無料提供し始めたという動きは、今後の定点観測の対象として意味があります。評価の面では、OpenAI が公表した検証結果はすべて同社自身によるもので、第三者の評価はまだ確認できていません。
提供企業: OpenAI ・ 2015 年設立
確かめられた事実
- 規制
- 海外提供のみ(日本未上陸)
- エビデンス
- この製品そのものを第三者が評価した査読論文は確認できませんでした。OpenAI は発売前に医師が 6,924 件の会話を検証し、99.6% を安全かつ正確と評価したと発表していますが、これは OpenAI 自身による評価です。同社が同時に公開したベンチマーク HealthBench Professional も、同社が作成した評価である点は踏まえて読んでください。
- 連携
- 電子カルテとの連携はありません。公式ヘルプには、Epic のプラグインはこの製品では使えないと明記されています。PubMed・ClinicalTrials.gov・DailyMed・openFDA などの公的医療データを読み取り専用で検索するプラグインがあり、カスタム GPT やプロジェクトなど ChatGPT の一般機能も使えます。
- 価格開示
- 認証済みの米国の臨床家個人は無料と公式が説明しています。認証には米国の NPI (全米医療提供者番号) が必要で、日本の医師は対象外です。病院や医療システムが組織単位で導入する場合は、別製品の「ChatGPT for Healthcare」(価格は公開されていません) が案内されています。
- 実績
- OpenAI は、臨床家が週に ChatGPT を使っていると述べていますが、これは通常の ChatGPT 全体の数字で、この臨床家向け版の利用者数は公表されていません。臨床家向け版の導入先として実名が公表された医療機関も確認できませんでした (公式ページに載るのは名前と診療科だけの医師のコメントです)。病院向けの別製品 ChatGPT for Healthcare の導入先は、この製品の実績としては数えていません。
確認できた事実のみを一次ソースに基づき表示し、数値スコアは使いません (検証方法)。 最終確認 2026-10-07。
確認できた仕様・提供状況
主要機能
- 出典付きの臨床検索 (タイトル・誌名・著者・発行日つきで回答)
- 医学文献を横断する Deep Research (出典つきレポート)
- 紹介状・事前承認文書・患者指導文の下書きスキル (繰り返し使えるワークフロー)
- CME 単位の取得 (対象となるエビデンスレビューが自動で単位に数えられる)
- BAA (HIPAA 対応契約) による PHI 取り扱いの支援 (資格のある臨床家のみ)
- 会話はモデルの学習に使われない・多要素認証
- 公的医療データ (PubMed・ClinicalTrials.gov・DailyMed・openFDA など) の読み取り専用プラグイン
- カスタム GPT・プロジェクト・メモリ・キャンバスなど ChatGPT の一般機能
連携
- 公的医療データ検索プラグイン (PubMed、ClinicalTrials.gov、DailyMed、RxNorm、openFDA、CMS Coverage、CMS Open Data、Medicare Care Compare、NPI Registry。いずれも読み取り専用)
- ChatGPT のカスタム GPT・プロジェクト・コネクテッドアプリ・メモリ・キャンバス
- Epic のプラグインは、この製品では利用不可 (公式ヘルプに記載)
日本展開
日本では利用できません。無料版は認証済みの米国の医師・NP・PA・薬剤師に限られ、認証には米国の NPI が必要です。OpenAI は今後、対象の国や利用者層を段階的に広げる予定で、数か月以内に Better Evidence Network と連携し、各地域の規制の範囲内で米国外の認証済み臨床家を対象とした試験導入を始めると発表しています (2026 年 4 月時点)。日本が対象になるかどうかは、確認できていません。通常の ChatGPT は日本でも使えますが、本ページで扱うのは臨床家向けの専用版です。医療機器としての承認・認証の対象ではなく、業務ツールとして扱っています。
編集部の検証記事
この製品を扱う検証記事はまだありません。検証は一次資料 + 医師の確認で行い、公開され次第ここに並びます。
料金
認証済みの米国の臨床家個人は無料と公式が説明しています。認証には米国の NPI (全米医療提供者番号) が必要で、日本の医師は対象外です。病院や医療システムが組織単位で導入する場合は、別製品の「ChatGPT for Healthcare」(価格は公開されていません) が案内されています。
カテゴリ内の位置
エビデンス成熟度「ベンダー資料のみ」(この製品そのものを第三者が評価した査読論文・学会抄録・プレプリントは確認できませんでした。公表されている 6,924 件の会話検証 (医師評価で 99.6% が安全かつ正確) や HealthBench Professional の結果は、いずれも OpenAI 自身によるベンダー資料のため、保守的に level 1 と判定しています。) × 市場定着度「提供初期」(2026 年 4 月に提供が始まったばかりの無料サービスで、臨床家向け版の利用者数や、導入先として実名が公表された医療機関は確認できませんでした。公表されている「週に数百万人の臨床家が ChatGPT を利用」は通常の ChatGPT 全体の数字で、病院向け別製品 (ChatGPT for Healthcare) の導入先もこの製品の実績には数えていません。提供初期として level 1 と判定しています。)。
2軸マップ — 臨床判断・文献支援
判定済 11 / 11 製品
公表されている導入実績
本媒体は患者向けの広告ではなく、医療機関向けの業務支援ツールの比較情報です。レビューは導入施設の医療従事者によるもので、編集部が施設・実導入を検証しています。
レビューの掲載基準・経路表示(PR/ベンダー依頼)・送信防止措置の手続きは編集ポリシー §13に従います。★は実導入者の評価の単純平均のみで、アフィリエイト報酬・ベンダー拡充枠とは連動しません。
安全管理の開示
製品の良し悪しの点数ではありません。ChatGPT for Cliniciansの提供元が、患者さんの情報を守る仕組みを 公式にどこまで開示しているかを、出典付きで並べています。
この製品の開示状況は、編集部でまだ確認できていません。下の項目をそのまま資料請求の質問欄に貼ると、 他社と同じ条件で比べられます。
導入前にベンダーへ確かめたい 5 つのこと
- セキュリティ開示書 (MDS/SDS) を出してもらえますか医療情報を扱う製品の安全対策を、業界共通の書式で一覧できる書類です。他社と同じ書式で並べて比べられます。
- 厚労省の安全管理ガイドライン (第7.0版) のどこまでに対応していますか院とベンダーのどちらが何に責任を持つか (責任分界) を、契約の前に書面で決めておくためです。
- ログインの二要素認証に対応していますか電子カルテなどは、更改の時期に合わせて二要素認証が求められていきます。 いつから必要かを整理した記事 →
- データはどこに保管され、バックアップはどう取っていますか国内保管か、バックアップから何時間で戻せるかは、ランサムウェア被害のときの診療再開を左右します。
- 障害やサイバー攻撃のとき、誰がいつ連絡をくれますか連絡窓口と初動の約束 (何時間以内に連絡するか) を、導入前に確かめておくと慌てずに済みます。
医療機関のセキュリティ全般は セキュリティのまとめへ。
掲載情報は調査時点の公開情報に基づきます。製品仕様・規制ステータスの変更は随時更新します。 掲載ロゴは各社の商標であり、各社・各製品を識別する目的で使用しています (出典: 各社公式サイト)。 本ページには資料請求の取次・アフィリエイトなど報酬が発生する導線が含まれる場合がありますが、報酬や提携の有無は評価・掲載順位に一切影響しません (編集ポリシー)。