検査・採血支援

GenMineTOP
提供: GenMine Labs(SB TEMPUS 傘下、旧コニカミノルタREALM)·遺伝子検査支援(がんゲノム・実施は拠点病院)
- 査読研究 2 件
GenMine Labs 株式会社 (2025 年 10 月にソフトバンクと Tempus AI の合弁会社 SB TEMPUS が株式を取得し、旧コニカミノルタ REALM 株式会社から社名変更) が提供する、がんゲノムプロファイリング (CGP) 検査システムです。
固形がん患者さんの腫瘍組織と血液 (非腫瘍細胞) をペアで解析し、DNA と RNA の両方を一度に調べられるのが特徴で、737 のがん関連遺伝子の変異と、RNA の融合・エクソンスキッピング・発現量の情報をまとめて取得します。日本で保険収載済みですが、検査自体はがんゲノム医療の拠点病院等で実施するもので、クリニックが院内で回す業務ツールではありません。
- 料金 (公式)
- 問い合わせ
- 導入の広がり
- 4 / 5大規模普及
- セキュリティ
- 1 / 5基礎の開示
- エビデンス
- 3 / 5査読付き観察研究
- 編集部の最終確認
- 2026-10-07
製品の画面 (公式サイトより)
この製品でできること
6 項目- DNA と RNA を同時に解析する国内初の保険収載 CGP 検査
- 737 のがん関連遺伝子の変異 (塩基置換・挿入欠失・コピー数異常) を検出
- RNA の遺伝子融合・エクソンスキッピング・発現量も取得
- 腫瘍組織と血液 (非腫瘍細胞) のペア解析
- 固形がんが対象
- がんゲノム医療拠点病院等で実施検査受託は LSI メディエンス
製品概要
GenMineTOP は、東京大学・国立がん研究センター研究所・コニカミノルタが共同研究開発した、固形がん向けの包括的がんゲノムプロファイリング (CGP) 検査システムです。2022 年 7 月にコニカミノルタ REALM 株式会社が製造販売承認 (承認番号 30400BZX00155000) を取得し、2023 年 8 月 1 日から保険適用のうえ発売・検査受託が始まりました。
最大の特徴は、DNA と RNA の 2 種類の遺伝子情報を同時に解析できる点です。腫瘍組織と血液 (非腫瘍細胞) をペアで解析することで、737 のがん関連遺伝子の塩基置換・挿入欠失・コピー数異常 (DNA) に加え、RNA の遺伝子融合・エクソンスキッピング・発現量までを一括で取得します。RNA まで見ることで、DNA パネルだけでは捉えにくい融合遺伝子を拾える点が、実臨床研究でも報告されています。
なお、コニカミノルタ REALM 株式会社は、2025 年 10 月 1 日付でソフトバンクと Tempus AI の合弁会社である SB TEMPUS が株式を 100% 取得し、「GenMine Labs」に社名変更しています。承認番号・保険収載自体に変更はありません。
ここで一つ整理しておきたいのは、これはクリニックが院内で動かす業務ツールではない、という点です。実際の検査は、がんゲノム医療中核拠点病院・拠点病院・連携病院といった国の指定施設で行うもので、検査受託は LSI メディエンスが担い、結果は国の C-CAT へ集約されます。クリニックの立場としては「どの拠点病院に紹介するか」「保険適用の CGP 検査にどんな選択肢があるか」を知っておく文脈で押さえておくのが実用的です。
確かめられた事実
公式資料・公的資料など一次ソースで確かめられたことだけを載せています。
- 規制 ✓ 一次確認済み
- 保険収載
- エビデンス ✓ 一次確認済み
- GenMineTOP を名指しで評価した査読付きの実臨床データ研究があります (Cancer Science 2025 / J Bone Joint Surg Am 2026)。いずれも全国の C-CAT データベースを用いた後ろ向き・記述的な観察研究です。
- 連携 ✓ 一次確認済み
- 検査受託は株式会社 LSI メディエンスが担い、依頼は GenMineTOP ポータル経由で行う運用です。結果は国の C-CAT (がんゲノム情報管理センター) へ集約される、国のがんゲノム医療提供体制に組み込まれた検査です。
- 価格開示 ✓ 一次確認済み
- がんゲノムプロファイリング検査として日本で保険収載されています (2023 年 8 月 1 日保険適用)。患者さんの自己負担は保険診療の枠組みに従うため、製品単独の公開価格表という形ではありません。
- 実績 ✓ 一次確認済み
- 日本で保険収載された 3 つの CGP パネルの 1 つで、全国のがんゲノム医療拠点病院等で実施されています。C-CAT データベースを用いた研究では 1,356 例 (Cancer Science 2025) の解析が報告されています。
確認できた事実のみを一次ソースに基づき表示し、数値スコアは使いません (検証方法)。 最終確認 2026-10-07。
製品データ
- 提供企業
- GenMine Labs 株式会社 (旧コニカミノルタ REALM 株式会社。2025-10-01 付で SB TEMPUS が株式 100% を取得し社名変更)
- 本社
- 日本
- 日本での提供
- 日本で承認・保険収載済みの国産システムです。2022 年 7 月にコニカミノルタ REALM が製造販売承認 (承認番号 30400BZX00155000) を取得し、2023 年 8 月 1 日に保険適用となりました。検査の実施はがんゲノム医療拠点病院等に限られます。2025 年 10 月 1 日付で、提供元のコニカミノルタ REALM 株式会社は SB TEMPUS (ソフトバンクと Tempus AI の合弁会社) に株式 100% を取得され、「GenMine Labs」に社名変更しましたが、承認番号・保険収載自体に変更はありません。
編集部の検証記事
この製品を扱う検証記事はまだありません。検証は一次資料 + 医師の確認で行い、公開され次第ここに並びます。
料金
公式に公開されている料金
問い合わせ
がんゲノムプロファイリング検査として保険収載されています (2023 年 8 月 1 日保険適用)。患者さんの自己負担は保険診療の枠組みに従い、製品単独の公開価格表という形式ではありません。検査の依頼・受託は LSI メディエンス経由の運用です。
見積もりでは、ここをそろえて聞くと比べやすくなります
- 医師数・端末数 (ライセンスの数え方)
- 初期費用・導入支援費の有無
- 月額・保守費に含まれる範囲 (サポート・改定対応)
- 電子カルテなどとの連携にかかる追加費用
- 契約期間と解約の条件
編集部のチェックリストです (どの製品にも同じ項目を出しています)。
カテゴリ内の位置
導入の広がり「大規模普及」(日本で保険収載された CGP パネルの 1 つとして、全国のがんゲノム医療拠点病院等で実施されています。C-CAT データベースを用いた研究では 1,356 例 (Cancer Science 2025) の解析が報告されており、全国規模での運用が確認できます。市場リーダー級 (level 5) の単独支配までは確認できないため、全国普及レベルの 4 と判定しています。)。 エビデンス成熟度「査読付き観察研究」(GenMineTOP を名指しで評価した査読付きの観察研究が確認できます。全国の C-CAT データベースを用いた実臨床データ解析 (後ろ向き・記述的) で、DNA+RNA 同時解析による変異・融合検出の実臨床上の有用性が報告されています。前向き実装研究や RCT・SR は未確認のため、保守的に 3 と判定しています。)。 下のマップは、カテゴリ内での位置を「セキュリティ」×「導入の広がり」で示します。横軸はボタンでエビデンスに切り替えられます。
この製品を対象とした研究・実証
Real-World Data Analysis of Genomic Alterations Detected by a Dual DNA-RNA Comprehensive Genomic Profiling Test
全国 C-CAT データベースを用いた後ろ向き実臨床データ解析 (GenMineTOP 名指し、1,356 例)1,356 例のうち 91.5% でがん化に関わる遺伝子変化が見つかりました。RNA パネルは 105 件の融合 (うち NTRK 融合 11 件) を検出し、DNA パネルだけでは捉えにくい所見も拾えることが示されました。国内初の DNA+RNA 同時 CGP 検査の実臨床有用性を報告しています。
PMID: 40140952 ↗Differences Among Genomic Profiling Tests for Bone and Soft-Tissue Sarcomas in a Universal Health Insurance System
全国 C-CAT データベースを用いた記述的比較解析 (GenMineTOP を含む 3 CGP パネル、肉腫 2,633 例)骨軟部肉腫において、DNA+RNA の GenMineTOP は治療標的となるチロシンキナーゼ融合の検出率が 3.1% (254 例中 8 例) と、DNA のみのパネル (FoundationOne CDx 1.4%、NCC オンコパネル 0.6%) より高い傾向でした。ただし対象集団が異なり感度・特異度は算出できないと著者は注意しています。
PMID: 42202043 ↗
セキュリティ
安全度の格付けではありません。GenMineTOPの提供元が公開している資料で、患者さんの情報を守る仕組みをどこまで確かめられたかを、 国のガイドラインが IT の提供事業者に求めるものに沿って、編集部が組んだ 5 段階で示します。 「評価保留」や「確認できず」は、対策が無いという意味ではありません — 提供企業に直接聞くのが確実です (判定の基準)。 国のガイドラインは法律ではありません。段が低いことは、法令違反や、国の基準を満たしていないことを意味しません。医療情報を扱わない製品は、ガイドラインの対象にならないこともあります (国が定めた格付けではありません)。
セキュリティレベル 1 / 5基礎の開示
1/5- 1. 基礎の開示
- 2. 医療向けの開示公開資料で確認できなかったもの: 医療向けの開示 (MDS/SDS、ガイドライン名の明記、または保存場所と、データの扱いか事故時の窓口)
- 3. 認証と開示公開資料で確認できなかったもの: ISMS・プライバシーマーク、または国が同等とする認証 (SOC 2・ISMAP 等)
- 4. 認証と医療向けの開示公開資料で確認できなかったもの: レベル 2 の条件 (医療向けの開示)・レベル 3 の条件 (認証と開示)
- 5. 確認書類までそろう公開資料で確認できなかったもの: レベル 4 の条件の一部・開示書 (MDS/SDS) か、厚労省チェックリストの事業者確認用への回答を公開・提出できるとの記載 (公開は義務ではありません。提出の可否は提供元にお尋ねください)・二要素認証を提供しているとの記載 (令和 9 年度以降の新規導入・入れ替えのときに医療機関に求められる)
段は、国のガイドラインが IT の提供事業者に求めるもののうち、公開資料で確かめやすいものに合わせています。2 (開示) と 3 (認証) は別の道で、両方そろうと 4 です。
- 医療情報の保存場所
- 公開資料では確認できず
- データの扱い
- 方針はあるが、学習利用には触れていない (出典 ↗)
- 事故時の連絡窓口
- 公開資料では確認できず
- セキュリティ開示書 (MDS/SDS)
- 公開資料では確認できず
- 安全管理ガイドラインへの対応表明
- 公開資料では確認できず
- 第三者認証・保証
- 公開資料では確認できず
- 二要素認証
- 公開資料では確認できず
- 事業者確認用 15 項目 (厚労省チェックリスト)
- 公開資料では確認できず
- 確認日
- 2026-10-13
補足: GenMine Labs の製品ページ・個人情報保護方針・患者向け資料 (同意説明文書の改訂のお知らせ) と、親会社 SB TEMPUS の情報セキュリティポリシー・プライバシーポリシーを確認した。患者向けの同意説明文書は、匿名化した情報・ゲノムデータの研究・開発等への利用と米国の関連会社への提供について「同意する/同意しない」を選ぶ形式。個人情報保護方針には「医療用のAIに関する研究・開発」が利用目的に挙がるが、医療機関からの受託検査で取得した情報は委託元との取り決めに従うとされ、GenMineTOP の検査データへの適用は明記がない。ISMS-AC・JIPDEC の公開登録簿では、編集部が GenMine Labs・SB TEMPUS の社名で検索した範囲 (2026-10-13) で該当を確認できませんでした。臨床検査室の CAP-LAP 認定の記載はあります (検査室の認定で、本サイトの情報セキュリティ認証の一覧には含めていません)。 公開登録簿で見つからないことは、認証を持っていないことを意味しません。ISMS-AC の登録簿には公表に同意した組織だけが載り、認定の制度が違う認証は別の登録簿にだけ載ることもあります。認証書の写しや登録番号をお知らせいただければ、確認のうえ反映します。
提供企業の方へ: 記載に誤りや更新があれば partner@clinicailab.com へ出典 URL をお送りください。公開資料で確かめられた場合に限り、確認日とあわせて更新します (提携の有無で扱いは変わりません)。確認が済むまでは「提供元に確認中」と表示します。
導入前にベンダーへ確かめたい 5 つのこと
- セキュリティ開示書 (MDS/SDS) を出してもらえますか医療情報を扱う製品の安全対策を、業界共通の書式で一覧できる書類です。他社と同じ書式で並べて比べられます。
- 厚労省の安全管理ガイドライン (第7.0版) のどこまでに対応していますか院とベンダーのどちらが何に責任を持つか (責任分界) を、契約の前に書面で決めておくためです。
- ログインの二要素認証に対応していますか電子カルテなどは、更改の時期に合わせて二要素認証が求められていきます。 いつから必要かを整理した記事 →
- データはどこに保管され、バックアップはどう取っていますか国内保管か、バックアップから何時間で戻せるかは、ランサムウェア被害のときの診療再開を左右します。
- 障害やサイバー攻撃のとき、誰がいつ連絡をくれますか連絡窓口と初動の約束 (何時間以内に連絡するか) を、導入前に確かめておくと慌てずに済みます。
医療機関のセキュリティ全般は セキュリティのまとめへ。
本媒体は患者向けの広告ではなく、医療機関向けの業務支援ツールの比較情報です。レビューは、製品を導入・利用している医療機関の方の投稿です。投稿者は所属先のメールアドレス (無料・携帯のメールは不可) か保険医療機関の名簿などで確かめ、内容は機械と AI で確認して、疑いのあるものは編集部が読んでから載せています。導入・利用していることは、投稿者の申告と内容で判断しています。掲載するレビューと提供会社の公式返信は、投稿された文のまま載せます (編集部も提供会社も本文を書き換えません。規約に反するものは、書き換えずに非公開にします)。
レビューの掲載基準・経路表示(PR/ベンダー依頼)・送信防止措置の手続きは編集ポリシー (実導入者レビュー)に従います。★は企業の依頼によらない実導入者の評価の単純平均のみで、アフィリエイト報酬・ベンダー拡充枠・依頼レビューの契約とは連動しません。
掲載情報は調査時点の公開情報に基づきます。事実の項目 (会社・料金・連携など) は、公開の前に掲載企業にも誤りがないかを確かめてもらっています。評価と本文は編集部が決めています (編集ポリシー)。製品仕様・規制ステータスの変更は随時更新します。 掲載ロゴは各社の商標であり、各社・各製品を識別する目的で使用しています (出典: 各社公式サイト)。 本ページには資料請求の取次・アフィリエイトなど報酬が発生する導線が含まれる場合がありますが、報酬や提携の有無は評価・掲載順位に一切影響しません (編集ポリシー)。
