AI 音声入力・カルテ作成

Lyrebird Health
提供: Lyrebird Health·医療文書作成 AI/ambient scribe
- 査読研究 3 件
- 連携: Best Practice (Bp Premier) / Genie / Gentu / Cubiko
- 公表導入 3 件
オーストラリア発の AI スクライブ (診察会話の自動記録) で、診察の記録をもとに紹介状・診断書・ケアプランなどの文書も下書きします。現地の電子カルテ (Best Practice、Genie/Gentu など) の中で使えるのが売りで、公式の提供地域は豪州・英国・米国です。日本では提供されていません。生成した文書は下書きで、内容に責任を持つのは臨床医と公式は説明しています。
- 料金 (公式)
- $0 ほか 2 プラン
- エビデンス
- 4 / 5査読付き前向き・実装研究
- 導入の広がり
- 3 / 5複数・大手導入
- 最終確認
- 2026-10-07

院内のどこで使う?
院内ツアーで「診察室」を歩く (この製品は国内では提供されていません) →
院内ツアーで、この場面のほかの製品も見られます。 イラストは使われ方の想像図で、実際の製品画面ではありません。
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製品の画面 (公式サイトより)

製品概要
Lyrebird Health は、メルボルンを拠点とするオーストラリア発の AI スクライブです。診察中の会話を聞き取って診療記録を作る製品ですが、公式は「診療の事務作業全体」を支えることを掲げていて、記録から紹介状・診断書・報告書・ケアプランなどの文書も事前入力で作れます。医師の文体を学習するテンプレート、口述 (ディクテーション) モードで宛先や紹介理由を足す使い方も紹介されています。
豪州の制度に合わせた書式 (慢性疾患管理計画 CCMP、メンタルヘルス治療計画 MHTP、Centrelink・WorkCover・NDIS 関連の書類など) を作れる点が特徴で、Best Practice や Genie/Gentu といった現地の電子カルテの中で、記録・文書・ケアプランを仕上げられます。日本の紹介状・診断書・主治医意見書の書式に対応した製品ではありませんので、日本の医療文書作成 AI と並べて、どこまでできるかを知る「海外の先進例」として見るのがよいと思います。
医師の確認について、公式ブログには「AI が作った紹介状は下書きで、正確さと、署名前の確認の責任は臨床医にある」と書かれています。規制上の位置づけは、豪州の治療製品管理局 (TGA) が 2025 年 8 月に出したデジタルスクライブの指針を踏まえ、Lyrebird は医療機器の定義の外にある文書作成ツールだと公式は説明しています (診断や治療の提案は、診察で医師が述べていないものは出さない設計とのことです)。
データの扱いについて、豪州の患者データは豪州内で処理・保管され、AI の学習には使われないと公式は説明しています。日本の 3 省 2 ガイドラインなどへの対応は確認できず、日本の医療機関がそのまま使える製品ではありません。
提供企業: Lyrebird Health(オーストラリア・メルボルン) ・ 2023 年設立
確かめられた事実
- 規制
- 海外提供のみ(日本未上陸)
- エビデンス
- Lyrebird を使った査読論文が複数あります。豪州の地方外科クリニックでの交互日の準実験的パイロット (ANZ J Surg 2026、PMID 42253160) では、記録にかかる時間の中央値が 2.28 分から 0.71 分に短縮しました。英国の小児脳神経外科では、AI が作った外来レター 20 通を医師の口述と盲検で比べています (Childs Nerv Syst 2026、PMID 41708552)。一方、眼科の模擬診察で 6 種の AI スクライブを比べた研究 (Eye 2026、PMID 41776297) では、全ツールに記載漏れなどの誤りがあり、人による確認が不可欠と結論づけられています。
- 連携
- Best Practice (Bp Premier) と Genie/Gentu の中で記録・文書・ケアプランを完結でき、Cubiko・BetterConsult・Oracle Cerner・MediTech とも連携すると公式は説明しています。FHIR にも対応とされます。日本の電子カルテとの連携は確認できません。
- 価格開示
- 公開価格があります。Free プラン (無料: 文書・手紙は月 10 回まで)、Best Practice Premier 契約者向けの Bp Free、Pro (月額 $160、年払い $1,920、14 日間の無料トライアル)、Enterprise (個別見積) です。通貨の明記はありませんが、豪州向けページの表示です。パートタイム医・研修医・複数医の診療所向けの割引もあります。
- 実績
- 英国の Alder Hey 小児 NHS ファウンデーション・トラストが公式ページで Lyrebird の導入と 11,000 件超の診察での利用を公表しています。豪州の Gold Coast Health では 100 人超の臨床医・21 専門科が参加した 16 週間の評価が行われたと Lyrebird は説明しています。ほかに英国の University Hospitals of Leicester NHS Trust でのパイロットなどが公式の顧客ページに載っています。
確認できた事実のみを一次ソースに基づき表示し、数値スコアは使いません (検証方法)。 最終確認 2026-10-07。
確認できた仕様・提供状況
主要機能
- 診察会話からの診療記録の自動作成 (初診・再診モード、電話・ビデオ診療に対応)
- 紹介状・診断書・報告書・書式の事前入力による下書き作成、独自テンプレート作成
- 口述 (ディクテーション) モードで宛先や紹介理由などを追加
- 豪州の制度向けの書式 (CCMP・MHTP・Centrelink・WorkCover・NDIS) の作成支援
- Best Practice・Genie/Gentu など現地の電子カルテ内での作業、FHIR 対応
- ブラウザで利用でき、ソフトのインストールは不要
- 豪州の患者データは豪州内で処理・保管し、AI の学習には使わない (公式の説明)
連携
- Best Practice (Bp Premier)
- Genie / Gentu
- Cubiko
- BetterConsult
- Oracle Cerner
- MediTech
- FHIR
日本展開
日本では提供されていません。公式サイトの提供地域は豪州・英国・米国で、日本語のページや日本向けの提供を示す記載は確認できませんでした。規制面では、Lyrebird は豪州の TGA のデジタルスクライブ指針 (2025 年 8 月) のもとで、医療機器には当たらない文書作成ツールだと公式ブログが説明しています。日本の薬機法上の整理や、3 省 2 ガイドラインへの対応は確認できません。
編集部の検証記事
この製品を扱う検証記事はまだありません。検証は一次資料 + 医師の確認で行い、公開され次第ここに並びます。
料金
公開価格があります。Free プラン (無料: 文書・手紙は月 10 回まで)、Best Practice Premier 契約者向けの Bp Free、Pro (月額 $160、年払い $1,920、14 日間の無料トライアル)、Enterprise (個別見積) です。通貨の明記はありませんが、豪州向けページの表示です。パートタイム医・研修医・複数医の診療所向けの割引もあります。
カテゴリ内の位置
エビデンス成熟度「査読付き前向き・実装研究」(Lyrebird を使った実臨床の前向き評価が査読論文で確認できるため、level 4 (査読付き前向き・実装研究) と判定しています。豪州の地方外科クリニックの準実験的パイロット (119 診察、交互日の割り付け) と、英国の小児脳神経外科クリニックでの AI 外来レターの盲検比較 (20 診察) です。どちらも小規模・単一施設で、RCT やメタ解析は確認できないため level 5 には該当しません。) × 市場定着度「複数・大手導入」(英国の大手公的病院グループ (Alder Hey 小児 NHS ファウンデーション・トラスト) が自院の公式ページで導入を公表しており、Lyrebird の顧客ページには豪州の Gold Coast Health や英国の University Hospitals of Leicester NHS Trust も載っています。複数・大手導入の公表があるため level 3 と判定しています。100 施設以上といった大規模普及の公表や、導入施設数の独立した裏づけは確認できないため、level 4 は付けていません。)。
2軸マップ — AI 音声入力・カルテ作成
判定済 27 / 27 製品
- 出典: Carmichael GJ, et al. AI-Enhanced Dictation Improves Efficiency in a Regional General Surgery Clinic (ANZ J Surg. 2026) ↗
- 出典: Elmolla M, et al. Integration of AI-generated clinic letters in complex paediatric neurosurgery outpatient settings (Childs Nerv Syst. 2026) ↗
- 出典: Zou M, et al. LLM-based scribing tools for ophthalmology: performance and safety evaluation (Eye. 2026) — Lyrebird を含む 6 ツールの比較 ↗
- 出典: Alder Hey Children's NHS Foundation Trust 公式 — Alder Hey transforming care through AI (Lyrebird の導入、11,000 件超の診察) ↗
- 出典: Lyrebird Health 公式 顧客ページ — Gold Coast Health、Alder Hey、University Hospitals of Leicester など ↗
この製品を対象とした研究・実証
AI-Enhanced Dictation Improves Efficiency in a Regional General Surgery Clinic: A Quasi-Experimental Pilot Study (ANZ J Surg. 2026)
準実験的パイロット (交互日の割り付け・単一の地方外科クリニック)119 診察 (従来の口述 60・AI スクライブ 59) で、記録にかかる時間の中央値は AI 支援 0.71 分、従来の口述 2.28 分でした。診察時間は延びず、平均 1.35 分の短縮と報告されています。著者らは、記録の質・費用・運用面の評価がさらに必要だと結論しています。
PMID: 42253160 ↗Integration of AI-generated clinic letters in complex paediatric neurosurgery outpatient settings (Childs Nerv Syst. 2026)
単一施設の比較研究 (20 診察・盲検評価)Lyrebird が自動作成した外来レターは、医師の口述レターより読みやすさの指標 (SMOG 指数など) が良く、盲検の臨床医が 75% の症例で AI のレターを選びました。著者らは臨床的な正確さが保たれたと結論していますが、時間や費用の評価は今後の課題としています。
PMID: 41708552 ↗Large language model-based scribing tools for ophthalmology: performance and safety evaluation using simulated clinical encounters (Eye. 2026)
横断的な比較研究 (模擬診察 7 件・6 ツール)Lyrebird を含む 6 つの AI スクライブを眼科の模擬診察で比べ、最も評価が高かったのは Heidi AI でした。全てのツールで重症度や併存症の記載漏れなどの誤りが見られ、人による確認と検証が不可欠と結論づけられています。
PMID: 41776297 ↗
公表されている導入実績
- Alder Hey Children's NHS Foundation Trust (英国)病院の公式ページで、Lyrebird を使った AI スクライブの導入と 11,000 件超の診察での利用が紹介されています。保護者向けの手紙や紹介状も診察の会話から作れると書かれています。出典 ↗
- Gold Coast Health (豪州)2024 年 7 月に始まった 16 週間の評価で、100 人超の臨床医・21 専門科が参加したと Lyrebird は説明しています。記録時間 80% 減などの数字は Lyrebird 自身の事例紹介で、査読論文としての公表は確認できませんでした。出典 ↗
- University Hospitals of Leicester NHS Trust (英国)4 週間のパイロットで、手紙の作成が 81% 速くなったと Lyrebird の顧客ページは紹介しています。数字はベンダー公表値です。出典 ↗
本媒体は患者向けの広告ではなく、医療機関向けの業務支援ツールの比較情報です。レビューは導入施設の医療従事者によるもので、編集部が施設・実導入を検証しています。
レビューの掲載基準・経路表示(PR/ベンダー依頼)・送信防止措置の手続きは編集ポリシー §13に従います。★は実導入者の評価の単純平均のみで、アフィリエイト報酬・ベンダー拡充枠とは連動しません。
安全管理の開示
製品の良し悪しの点数ではありません。Lyrebird Healthの提供元が、患者さんの情報を守る仕組みを 公式にどこまで開示しているかを、出典付きで並べています。
この製品の開示状況は、編集部でまだ確認できていません。下の項目をそのまま資料請求の質問欄に貼ると、 他社と同じ条件で比べられます。
導入前にベンダーへ確かめたい 5 つのこと
- セキュリティ開示書 (MDS/SDS) を出してもらえますか医療情報を扱う製品の安全対策を、業界共通の書式で一覧できる書類です。他社と同じ書式で並べて比べられます。
- 厚労省の安全管理ガイドライン (第7.0版) のどこまでに対応していますか院とベンダーのどちらが何に責任を持つか (責任分界) を、契約の前に書面で決めておくためです。
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