AI 画像診断

Harrison.ai Chest X-ray(旧 Annalise CXR)
提供: Harrison.ai(旧 Annalise.ai)·AI 胸部 X 線(多所見)
- 査読研究 4 件
- 公表導入 2 件
Harrison.ai (オーストラリア。旧 Annalise.ai のブランドを統合) が提供する胸部 X 線 AI の臨床意思決定支援ソフトです。
製品名は「Harrison.ai Chest X-ray」(旧 Annalise CXR) で、1 枚の胸部 X 線から最大 124 所見を同時に検出し、所見の指摘とワークリストの優先度付け (トリアージ) を行います。公式は 20 秒未満で解析すると説明しています。読影・診断フェーズに効く放射線科向けのツールで、米英豪などで承認・導入が進んでいますが、日本には上陸していません (2026 年 10 月時点で上陸を示す一次情報は確認できていません)。
- 料金 (公式)
- 問い合わせ
- 導入の広がり
- 4 / 5大規模普及
- セキュリティ
- 1 / 5基礎の開示 · 日本未上陸
- エビデンス
- 4 / 5査読付き前向き・実装研究
- 編集部の最終確認
- 2026-10-07
想像図院内のどこで使う?
X 線室
この分野が入ると: 医師一人の読影に、AI の印が付いた画面が加わった姿
院内ツアーで歩く (国内では未提供の製品) →院内ツアーで「X 線室」を歩く (この製品は国内では提供されていません) →製品の画面 (公式サイトより)
この製品でできること
5 項目- 1 枚の胸部 X 線から最大 124 所見を同時検出
- 時間依存性所見 (気胸・緊張性気胸・胸水・気腹・椎体圧迫骨折) のトリアージ・優先度付け
- 緊急度別の分類critical / high / low / unremarkable / no abnormality
- 放射線科ワークフロー (PACS/RIS) 組込み型 CDS
- 誤留置されたチューブ類 (経管栄養・気管チューブ等) の指摘
製品概要
Harrison.ai Chest X-ray (旧 Annalise CXR / Annalise Enterprise CXR) は、1 枚の胸部 X 線画像から最大 124 の臨床所見を同時に検出する包括的な胸部 X 線 AI です。各所見について指摘を提示し、放射線科医の読影を支援する臨床意思決定支援 (CDS) として位置づけられています。
もう一つの柱がトリアージ機能です。気胸・緊張性気胸・胸水・気腹・椎体圧迫骨折といった時間依存性の所見を検出し、緊急度に応じてワークリストの優先度を付けます。重症例を先に読影へ回すことで、ターンアラウンドの短縮を狙っています。
開発元は Harrison.ai (シドニー本社) で、旧 Annalise.ai のブランドは Harrison.ai に統合されています。米英豪などで承認・導入が進む放射線科向けの製品で、個人クリニック単独というより病院・画像ネットワーク規模での運用が想定されています。日本のクリニック導入を前提とした製品ではありません。
確かめられた事実
公式資料・公的資料など一次ソースで確かめられたことだけを載せています。
- 規制 ✓ 一次確認済み
- 海外承認のみ(FDA/CE・日本未上陸)
- エビデンス ✓ 一次確認済み
- Annalise CXR (包括的 124 所見モデル) を名指しで評価した査読研究が複数あります。Lancet Digital Health の多施設マルチリーダー検証研究、BMJ Open の前向き実環境観察研究、JAMA Network Open・BJR・JACR の標準性能評価などです。
- 連携 ✓ 一次確認済み
- 放射線科ワークフロー (PACS/RIS) に組み込んで使う臨床意思決定支援として動作します。英国では vendor-neutral プラットフォーム Newton's Tree を介した展開が報じられています。
- 価格開示 ✓ 一次確認済み
- 公式サイトに公開価格表はありません。医療機関・画像ネットワーク向けのエンタープライズ契約 (問い合わせ式) と見られます。
- 実績 ✓ 一次確認済み
- NHS England の AI Diagnostic Fund で 6 つの画像ネットワークの優先プロバイダーに選定され、40 以上の NHS トラストの放射線科医が利用可能と公表されています。2026 年 10 月時点の Harrison.ai 公式サイトは、40 か国超で臨床使用が承認されており (日本を含むかは記載なし)、NHS England の胸部 X 線の 35% 超が処理されていると説明しています。Doncaster and Bassetlaw 等の個別トラスト導入も公表されています。
- セキュリティ ✓ 一次確認済み
- セキュリティはレベル 1 / 5 (基礎の開示)。医療情報を AI の学習に使わないと明記と、公式資料・登録簿で確かめられています。なお、日本未上陸のため、日本の指針向けの書類が無いのは通常です。 根拠と出典を見る →
確認できた事実のみを一次ソースに基づき表示し、数値スコアは使いません (検証方法)。 最終確認 2026-10-07。
製品データ
- 提供企業
- Harrison.ai (旧 Annalise.ai。Harrison.ai グループに統合)
- 本社
- オーストラリア・シドニー
- 日本での提供
- 日本未上陸。Annalise Enterprise CXR は 2022 年 2 月に米国 FDA の 510(k) クリアランスを取得済みで (その後、追加所見に対するクリアランスも取得)、CE マーキングに加え英国・豪州でも承認・導入が進んでいます。米国単独ではなく FDA/CE 双方で規制取得済みの製品ですが、日本での薬機法承認・上陸を示す一次情報は確認できませんでした。
- 公表されている導入先
- Doncaster and Bassetlaw Teaching Hospitals (NHS)、Leeds Teaching Hospitals NHS Trust (NHS)出典を見る →
実導入者の声
すべての声を見る →最初の声を書いてくれる方を探しています
導入を迷う院長にとって、使っている人の率直な声は何よりの手がかりです。所属先のメールアドレスなどで投稿者を確かめ、内容を確認してから載せます。
- 5 分ほど。良い点も困った点も、そのままで
- お名前・医療機関名は公開しません
- お名前・医療機関名はベンダーにも伝えません。ベンダーは口コミを書き換え・削除できません
編集部の検証記事
この製品を扱う検証記事はまだありません。検証は一次資料 + 医師の確認で行い、公開され次第ここに並びます。
料金
公式に公開されている料金
問い合わせ
公式サイトに公開価格表は掲載されていません。医療機関・画像ネットワーク向けのエンタープライズ契約 (問い合わせ式) と見られます。
見積もりでは、ここをそろえて聞くと比べやすくなります
- 医師数・端末数 (ライセンスの数え方)
- 初期費用・導入支援費の有無
- 月額・保守費に含まれる範囲 (サポート・改定対応)
- 電子カルテなどとの連携にかかる追加費用
- 契約期間と解約の条件
編集部のチェックリストです (どの製品にも同じ項目を出しています)。
カテゴリ内の位置
導入の広がり「大規模普及」(NHS England の AI Diagnostic Fund (約 £21M) で 6 画像ネットワークの優先プロバイダーに選定され、40 超の NHS トラストの放射線科医が利用可能と公表。複数の個別 NHS トラスト導入も公表されており全国展開級の普及。業界標準 (数千施設) の公表はないため 5 は付けず 4。)。 エビデンス成熟度「査読付き前向き・実装研究」(Annalise CXR の包括的 124 所見モデルを名指しで評価した前向き実環境観察研究 (BMJ Open、豪複数施設) と、多施設マルチリーダー・マルチケース検証研究 (Lancet Digital Health) が存在。製品そのものを対象とした RCT・SR/メタ解析は未確認のため 5 は付けず保守判定で 4。)。 下のマップは、カテゴリ内での位置を「セキュリティ」×「導入の広がり」で示します。横軸はボタンでエビデンスに切り替えられます。
- 出典: Jones 他, BMJ Open 2021 — 124 所見の包括的 CXR 深層学習モデルの前向き実環境多施設観察研究 (放射線科医 11 名・2972 例、Annalise-AI 共著) ↗
- 出典: Seah 他, Lancet Digital Health 2021 — 包括的 CXR 深層学習モデルの多施設マルチリーダー・マルチケース検証研究 (放射線科医 20 名・127 所見、Annalise.ai) ↗
- 出典: Hillis 他, JAMA Network Open 2022 — Annalise モデルによる気胸・緊張性気胸検出の後ろ向き標準性能評価 (Annalise-AI 共著) ↗
- 出典: Digital Health News (2025-05) — Leeds Teaching Hospitals NHS Trust で Annalise.ai 胸部 X 線ソフトを展開 ↗
- 出典: Doncaster and Bassetlaw Teaching Hospitals 公式 (2024-05) — Annalise.ai と提携、最大 124 所見の CXR AI を導入 ↗
- 出典: Leeds Teaching Hospitals NHS Trust 公式 — NHS AI Diagnostic Fund 支援・Yorkshire Imaging Collaborative 経由で導入評価 ↗
この製品を対象とした研究・実証
Effect of a comprehensive deep-learning model on the accuracy of chest x-ray interpretation by radiologists: a retrospective, multireader multicase study
多施設マルチリーダー・マルチケース検証研究 (後ろ向き、放射線科医 20 名)127 所見のうち 102 所見 (80%) で放射線科医の分類精度がモデル支援により有意に向上し、精度が低下した所見はゼロ。モデル単独のマクロ平均 AUC は 0.957。Annalise.ai。
PMID: 34219054 ↗Assessment of the effect of a comprehensive chest radiograph deep learning model on radiologist reports and patient outcomes: a real-world observational study
前向き実環境多施設観察研究 (放射線科医 11 名・2972 例)2972 例の 86.5% でモデルと放射線科医が完全一致。3.1% で報告に重要な変更、1.4% で患者管理が変化。10 名中 9 名の放射線科医が自身の精度向上を実感。Annalise-AI 共著。
PMID: 34930738 ↗Evaluation of an Artificial Intelligence Model for Detection of Pneumothorax and Tension Pneumothorax in Chest Radiographs
後ろ向き標準性能評価 (1000 例、放射線科医コンセンサスを ground truth)気胸検出 AUC 0.979 (感度 94.3%・特異度 92.0%)、緊張性気胸 AUC 0.987 (感度 94.5%・特異度 95.3%)。Annalise-AI 共著。
PMID: 36520432 ↗Diagnostic accuracy of a commercially available deep-learning algorithm in supine chest radiographs following trauma
後ろ向き外部検証 (単施設外傷センター、1404 例、Annalise CXR V1.2)気胸・区域性無気肺の検出で放射線科医より優位、鎖骨・上腕骨・肩甲骨骨折では放射線科医が優位。全体として放射線科医と同等の読影性能。
PMID: 35271382 ↗
公表されている導入実績
セキュリティ
安全度の格付けではありません。Harrison.ai Chest X-ray(旧 Annalise CXR)の提供元が公開している資料で、患者さんの情報を守る仕組みをどこまで確かめられたかを、 国のガイドラインが IT の提供事業者に求めるものに沿って、編集部が組んだ 5 段階で示します。 「評価保留」や「確認できず」は、対策が無いという意味ではありません — 提供企業に直接聞くのが確実です (判定の基準)。 国のガイドラインは法律ではありません。段が低いことは、法令違反や、国の基準を満たしていないことを意味しません。医療情報を扱わない製品は、ガイドラインの対象にならないこともあります (国が定めた格付けではありません)。
日本未上陸
日本未上陸 — 日本の指針向けの書類 (開示書 MDS/SDS や、厚労省チェックリストの事業者確認用への回答) が無いのは通常です。下の段は日本の指針に沿った物差しで、海外での安全管理の水準を表すものではありません。
セキュリティレベル 1 / 5基礎の開示
1/5- 1. 基礎の開示
- 2. 医療向けの開示公開資料で確認できなかったもの: 医療向けの開示 (MDS/SDS、ガイドライン名の明記、または保存場所と、データの扱いか事故時の窓口)
- 3. 認証と開示公開資料で確認できなかったもの: ISMS・プライバシーマーク、または国が同等とする認証 (SOC 2・ISMAP 等)
- 4. 認証と医療向けの開示公開資料で確認できなかったもの: レベル 2 の条件 (医療向けの開示)・レベル 3 の条件 (認証と開示)
- 5. 確認書類までそろう公開資料で確認できなかったもの: レベル 4 の条件の一部・開示書 (MDS/SDS) か、厚労省チェックリストの事業者確認用への回答を公開・提出できるとの記載 (公開は義務ではありません。提出の可否は提供元にお尋ねください)・二要素認証を提供しているとの記載 (令和 9 年度以降の新規導入・入れ替えのときに医療機関に求められる)
段は、国のガイドラインが IT の提供事業者に求めるもののうち、公開資料で確かめやすいものに合わせています。2 (開示) と 3 (認証) は別の道で、両方そろうと 4 です。
- 医療情報の保存場所
- 公開資料では確認できず
- データの扱い
- AI の学習に使わないと明記 (出典 ↗)
- 事故時の連絡窓口
- 公開資料では確認できず
- セキュリティ開示書 (MDS/SDS)
- 公開資料では確認できず
- 安全管理ガイドラインへの対応表明
- 公開資料では確認できず
- 第三者認証・保証
- 公開資料では確認できず
- 二要素認証
- 公開資料では確認できず
- 事業者確認用 15 項目 (厚労省チェックリスト)
- 公開資料では確認できず
- 確認日
- 2026-10-07
補足: プライバシー通知に、サービスへアップロードした内容をモデル学習に使わないと明記。委託先が英国・ドイツ・豪州で保有し得るとあるが製品データの保存場所とは断定できないため not-found。トップに信頼センターへのリンクは見つからず。
提供企業の方へ: 記載に誤りや更新があれば partner@clinicailab.com へ出典 URL をお送りください。公開資料で確かめられた場合に限り、確認日とあわせて更新します (提携の有無で扱いは変わりません)。確認が済むまでは「提供元に確認中」と表示します。
導入前にベンダーへ確かめたい 5 つのこと
- セキュリティ開示書 (MDS/SDS) を出してもらえますか医療情報を扱う製品の安全対策を、業界共通の書式で一覧できる書類です。他社と同じ書式で並べて比べられます。
- 厚労省の安全管理ガイドライン (第7.0版) のどこまでに対応していますか院とベンダーのどちらが何に責任を持つか (責任分界) を、契約の前に書面で決めておくためです。
- ログインの二要素認証に対応していますか電子カルテなどは、更改の時期に合わせて二要素認証が求められていきます。 いつから必要かを整理した記事 →
- データはどこに保管され、バックアップはどう取っていますか国内保管か、バックアップから何時間で戻せるかは、ランサムウェア被害のときの診療再開を左右します。
- 障害やサイバー攻撃のとき、誰がいつ連絡をくれますか連絡窓口と初動の約束 (何時間以内に連絡するか) を、導入前に確かめておくと慌てずに済みます。
医療機関のセキュリティ全般は セキュリティのまとめへ。
本媒体は患者向けの広告ではなく、医療機関向けの業務支援ツールの比較情報です。レビューは、製品を導入・利用している医療機関の方の投稿です。投稿者は所属先のメールアドレス (無料・携帯のメールは不可) か保険医療機関の名簿などで確かめ、内容は機械と AI で確認して、疑いのあるものは編集部が読んでから載せています。導入・利用していることは、投稿者の申告と内容で判断しています。掲載するレビューと提供会社の公式返信は、投稿された文のまま載せます (編集部も提供会社も本文を書き換えません。規約に反するものは、書き換えずに非公開にします)。
医療機器プログラム (SaMD)
⚠️ 本製品は薬事承認された医療機器プログラムです。効能・効果・診断性能に関する評価は投稿できません。導入のしやすさ・サポート・費用・現場運用の観点でお願いします。
実導入者の声を募集中
この製品にはまだレビューがありません。実際に導入された医療従事者の声を募集しています。
Harrison.ai Chest X-ray(旧 Annalise CXR) を使っていますか?
導入を迷っている院長にとって、使っている人の率直な声は何よりの手がかりです。あなたの 5 分が、次の院長の判断材料になります。
- 5 分ほど。良い点も困った点も、そのままで
- お名前・医療機関名は公開しません
- お名前・医療機関名はベンダーにも伝えません。ベンダーは口コミを書き換え・削除できません
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