IMAGING AI
胎児心臓超音波スクリーニング AI
提供: 理研/国立成育/昭和大·AI 超音波
- 査読研究 4 件
理化学研究所・国立がん研究センター・昭和大学の共同研究グループ (富士通の AI 技術を活用) が開発した、胎児心臓超音波スクリーニング支援 AI です。妊婦健診の胎児心エコーで、四腔断面像 (4CV) や三血管像 (3VV) といった標準断面を自動抽出し、心臓の正常構造をリアルタイムに検出して検査者を支援します。先天性心疾患の見落としや、検査者間・地域間の技術格差を埋めることを目的とした診断支援ツールで、2024 年に AI 搭載医療機器プログラムとして薬事承認を取得しています。

- 規制
- 研究段階
- エビデンス
- 本システムそのものを評価した査読論文が複数あります。産科医を交えた医師読影比較試験や、専門医・研修医での読影性能向上を示した研究が報告されています。
- 連携
- 超音波画像診断装置からキャプチャーボックス経由で映像を取得し、クラウドサーバ上で解析して結果を表示する構成だと、開発元のプレスは説明しています。特定の電子カルテ連携は公表情報として確認できませんでした。
- 価格開示
- 未確認 (編集部の一次確認待ち)
- 実績
- 2024 年 7 月 29 日付で AI 搭載医療機器プログラムとして薬事承認を取得しています。一方で、導入施設を名指しで公表した実績は確認できませんでした。
確認できた事実のみを一次ソースに基づき表示し、数値スコアは使いません (検証方法)。 最終確認 2026-06-13。
製品概要
胎児心臓超音波スクリーニング支援 AI は、妊婦健診で行う胎児心エコーの動画から、四腔断面像 (4CV) や三血管像 (3VV) といった標準断面を自動で抽出し、心臓の正常構造をリアルタイムに検出して検査者を支援するシステムです。理化学研究所 革新知能統合研究センター・国立がん研究センター・昭和大学の共同研究グループが、富士通の AI 技術を活用して開発しました。
先天性心疾患は出生児の重要な疾患ですが、胎児期のスクリーニングは難度が高く、検査者の習熟度によって検出率に差が出やすい領域です。本システムは、正常構造を自動で示すことで非熟練の検査者を支援し、重症な心疾患の見落としや、施設間・地域間の技術格差を埋めることを狙っています。
運用は、超音波画像診断装置からキャプチャーボックス経由で映像を取得し、クラウドサーバ上で解析して結果を汎用コンピュータ画面に表示する構成だと、開発元のプレスは説明しています。2024 年 7 月 29 日付で AI 搭載医療機器プログラムとして薬事承認を取得した、国内開発・国内承認の診断支援ツールです。
提供企業: 理化学研究所 革新知能統合研究センター/国立がん研究センター/昭和大学 (共同研究、富士通の AI 技術を活用)
確認できた仕様・提供状況
主要機能
- 胎児心エコー動画からの標準断面 (4CV・3VV 等) 自動抽出
- 心臓の正常構造をリアルタイムに自動検出して検査者を支援
- クラウド解析方式 (キャプチャーボックス経由で映像取得→クラウド解析→画面表示)
- 非熟練の検査者の読影性能向上を狙った設計
- AI 搭載医療機器プログラムとして国内薬事承認済 (2024-07-29)
日本展開
国内開発・国内承認の製品です。2024 年 7 月 29 日付で AI 搭載医療機器プログラムとして厚生労働省の薬事承認を取得しています。クラウド環境で提供される段階で、導入施設を名指しで公表した実績は本調査では確認できませんでした。
エビデンス成熟度「査読付き前向き・実装研究」 (本システム (理研・国立がん研究センター・昭和大・富士通の胎児心臓超音波スクリーニング AI) を名指しで評価した査読付きの前向き読影比較研究・実装研究が複数あります。産科医を交えた臨床比較試験や、説明可能 AI 表現による読影性能向上を示した研究が含まれます。本システムそのものを対象とした RCT・系統的レビューは未確認のため、5 は付けずに保守的に判定しています。) × 市場定着度「提供初期」 (2024 年 7 月 29 日付で AI 搭載医療機器プログラムとして薬事承認を取得し、クラウド環境で提供される段階だと開発元は説明しています。ただし、特定の医療機関への導入実績を名指しで公表した一次情報は確認できなかったため、提供初期として保守的に判定しています。)。
CLINIC AI LAB MAP — IMAGING AI
判定済 30 / 30 製品
- 出典: Teraya 他, Bioengineering 2026 — 産科医 22 名が参加した四腔断面像 (4CV) 自動評価 AI の臨床比較試験。熟練医に匹敵するスクリーニング性能 ↗
- 出典: Sakai 他, Biomedicines 2022 — 説明可能 AI 表現を用いた胎児心臓超音波スクリーニング。研修医の AUC が 0.616→0.748 へ向上 ↗
- 出典: Aoyama 他, Bioengineering 2024 — 三血管像 (3VV) の PA/Ao 比自動評価。AI が研修医・フェローの読影を上回る AUC を達成 ↗
- 出典: 理化学研究所 プレスリリース (2024-09-06) — 胎児心臓超音波スクリーニング支援システムが 2024-07-29 付で薬事承認を取得 ↗
この製品を対象とした研究
Artificial Intelligence-Based Automated Assessment of the Four-Chamber View in Fetal Cardiac Ultrasound Videos
AI モデル開発 + 産科医 22 名による臨床比較試験 (前向き読影比較)妊娠中期 301 例の動画から四腔断面像を自動抽出し、心胸郭面積比・心軸・心臓位置を自動算出しました。産科医 22 名との比較試験で、AI モデルは熟練産科医に匹敵するスクリーニング性能を示し、異なる超音波装置で取得した症例でも安定した結果が得られたと報告されています。
PMID: 41899834 ↗Medical Professional Enhancement Using Explainable Artificial Intelligence in Fetal Cardiac Ultrasound Screening
説明可能 AI 表現を用いた読影性能比較研究「グラフチャートダイアグラム」という説明可能な表現を併用することで、スクリーニング性能 (ROC 曲線下面積の算術平均) が熟練医 0.966→0.975、フェロー 0.829→0.890、研修医 0.616→0.748 へ向上しました。とくに非熟練の検査者で改善幅が大きいと報告されています。
PMID: 35327353 ↗Automated Assessment of the Pulmonary Artery-to-Ascending Aorta Ratio in Fetal Cardiac Ultrasound Screening Using Artificial Intelligence
315 例・検査者 20 名を用いた AI 自動評価研究三血管像 (3VV) の PA/Ao 比を自動評価したところ、YOLOv7 + UNet3+ の構成で正常児と先天性心疾患児を最も適切に分類でき、AUC の算術平均 0.883 を達成しました。これは研修医 0.749・フェロー 0.808 を上回る値だったと報告されています。
PMID: 39768074 ↗Three-Dimensional Visualization and Detection of the Pulmonary Venous-Left Atrium Connection Using Artificial Intelligence in Fetal Cardiac Ultrasound Screening
正常 100 例・総肺静脈還流異常 (TAPVC) 6 例を用いた 3D セグメンテーション研究肺静脈と左房の接続を 3 次元で可視化・検出する AI を構築し、TAPVC スクリーニング性能として平均 AUC 0.84 程度を示しました。非熟練の検査者が肺静脈と左房の接続を捉えるのを支援し、出生前の TAPVC 検出率向上に役立つ可能性があると報告されています。
PMID: 41596031 ↗
業務フロー上の位置
編集部の検証
この製品を扱う検証記事はまだありません。検証は一次資料 + 医師の確認で行い、 公開され次第ここに並びます。
同カテゴリの代替製品
掲載順は評価順ではありません (国内提供 → 五十音/アルファベット順)。
掲載情報は調査時点の公開情報に基づきます。製品仕様・規制ステータスの変更は随時更新します。 掲載ロゴは各社の商標であり、各社・各製品を識別する目的で使用しています (出典: 各社公式サイト)。 本ページにはアフィリエイト/成果報酬の導線が含まれる場合がありますが、報酬は評価・掲載順位に一切影響しません (編集ポリシー)。